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絵本読み聞かせノート

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子どもへの読み聞かせの時間を通して、気づいたことや考えたこと、見出した問いを掘り下げてみた備忘録です。
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#読み聞かせ

絵本作家・石崎なおこの世界|〈似ている〉が生み出す発想の転換

最近、わが家の「オヤスミ前の読み聞かせ」レギュラー絵本は『ものすごくながいちょんまげのと…

ねんねすること/ねんねすると言えること/そして、表現できること

寝る前の読み聞かせ絵本。寝る前だけあって『おやすみなさい』(ヴィルジニー・アラジディほか…

夏休み、実家に帰るメカニズム|絵本で読む戦後日本型循環モデル

のりもの絵本の巨匠・山本忠敬(1916-2003)の代表作『しゅっぱつしんこう!』(福音館書店、1…

アンパンマンという正義|戦後消費社会にパンを与え続けた愛と勇気の行方

次女がアンパンマン適齢期になって、我が家にひさしぶりにアンパンマンが帰ってきました。長女…

絵本で読む「働くこと」【3】|うどんの「開かれ」とノラネコの「ほぐし」

なんとなく就職した会社でながく働く人もいれば、意中の会社に入社したのにわずかな期間に転職…

絵本で読む「働くこと」【2】|エンカレッジされるセミくんと、ケチャップマンの現実

いやぁ、夏ですね。セミの季節です。 前回とりあげた『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店、…

絵本で読む「働くこと」【1】|パートナーシップ型「ぐるんぱ」とジョブ型「カバくん」

わが子に絵本の読み聞かせするようになって、気づくようになったことがたくさんあります(というか読み聞かせに限らず子育ての現場は気づかされることの連続ですが)。 あの絵本ってこんなメッセージが込められてたんだーという驚きや、この絵本のお話しはあの問題とつながってるのでは?みたいな新たな問いだったりに直面して、読み聞かせに集中できないこともしばしば笑 『ぐるんぱのようちえん』と働くことたとえば、名作『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店、1965)もそんなたくさんの発見を促してく