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住宅産業論ノート

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住宅産業やハウスメーカー、プレハブ住宅に関する過去・現在・未来を通して、これからの住まいを考える試みです。
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#プレハブ住宅

読み直す勤労|大藪春彦『唇に微笑 心に拳銃』とプレハブ住宅営業の時代

日本におけるハードボイルド小説の第一人者・大藪春彦(1935-1996)の長編小説『唇に微笑 心に拳…

家を買う時代がはじまった頃|1965年「プレハブ住宅は得か損か」を読む

『週刊朝日』1965年10月22日号に「プレハブ住宅は得か損か」と題した記事が掲載されています。…

ハウスメーカー住宅ができる世界の仕組みと意味|住宅産業論【ダイジェスト】

まさかの遠隔授業でのスタートとなって、昨年度までのパワポやら配布資料やらを大幅に再編集す…

いま、わたしはそれを見た|アフリカ・タンガニーカのセキスイハウス体験

京都大学アフリカ学術調査隊のメンバーとして、タンガニイカ湖畔に建設された「カボゴ基地」に…

セキスイハウスF型|1965年、プレハブ住宅は高級化路線に舵を切った

いまではすっかり高級路線あたりまえになったプレハブ住宅。もともとの理念は高品質・低価格で…

三井Uハウス|飯塚五郎蔵と集成材住宅の夢

ハウスメーカーが手がけるプレハブ住宅とはどんなものか。まだそのカタチもイメージも模索段階…

社会変革は規格化住宅で|プレモス・建物疎開・ネオポリス・casa cube

規格化住宅という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。規格化住宅とは、間取りや外観、納まり、仕様・設備などなどを、一定のルールのもとに決めた(=標準化)住宅。 なので、アゲ路線で言えば、プランも構造も最適化されて無駄なコストも抑えられた合理的な住まいだし、サゲ路線で表現すると、お仕着せの間取りや設備・仕様で、融通が利かない画一的な住まいになる。 アゲかサゲか。語り手のお好みによって両極端に評価が分かれるのが規格化住宅ではないでしょうか。 ところで「c

住宅産業論ノート|ハウスメーカーと戦後日本の家づくり文化 はじめに&目次

noteのマガジン「住宅産業論ノート」とその他のマガジンにも書き散らしていた文章たちのうち、…

屋根なんて飾りです|大野勝彦・セキスイハイムとM1の「あいだ」

「足はついていない」と心配する大佐に整備兵が言った「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわ…

セキスイハウスB型|工業化住宅の大量販売を下支えした「お客様第一主義」

建築家・前川國男(1905-1986)について、前川建築事務所で働いたキャリアを持つ建築家・大高…