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自分にとってちょっといいモノは、誰かにとってすごくいいモノ。

ぼくは最近「片付け」にハマッています。

そもそもそんなに散らかすタイプではないし、自分でいうのもなんですが、割と身の回りはキレイにしている方だと思います。

ただ、そんなぼくをここ最近悩ませていたのが、「服」です。

クローゼットを覗くと大量に服のかかったハンガー、タンスの中にはぎゅぎゅうに押し潰され、シワッシワになったTシャツやズボン。。

いつも着ていく服を選ぶ度に「あー早く捨てなきゃな。」と思いますが、ずっと後回しになっていました。

『捨てられない服とは』

ぼくなりに捨てられない服の種類を整理すると、次の3種類に分かれました。

①ずっと着ていなくて、クローゼットやタンスの奥にあって存在すら忘れてしまっている服。

②買ってから1,2回だけ着て、いつか着るだろうと思って捨てられない服。

③買ってからやっぱなんか違うな~と思い、着なくなってしまった服(ネットショッピングによくありがちのやつ笑)。

『捨てるための判断基準』

そこでぼくは、自分なりの判断基準として「いつもは着ないけど、もしかしたら着ることがあるかも?」のような不確定要素の多い服は捨てようと決めました!

その結果・・・

パンツや靴下は除いて、Tシャツやワイシャツ、トレーナーやパーカーは3着程度。ズボンは春夏・秋冬でそれぞれ2着程度に落ち着きました。ぼくの服はシンプルで動きやすくゆったりした服が多いので、大体、上下どの組合せでも無難に合うものが残りました。

そして、いらなくなった服ですが、これが予想以上に多かったので、さすがにこれだけの量の服をいっぺんにゴミ出しするのも気が引けたので、数日に分けて捨てることにしました。

『捨てないという選択』

それから数日経って、仕事が終わった後にたまたま実家へ寄って、夕飯を食べに行きました。その時、何気なく「この間さ、これこれこうでいらなくなった服捨てたんだよねー。」という話をすると…

5つ下の弟が「えー、なんでくれなかったんー。」と言ってきました。

確かに、弟の身長が自分と同じくらいで体格も同じくらいなら、あげようという気にもなったかもしれませんが、ぼくと弟は10cm以上身長が離れているし、まず着ないだろうなと思っていました。

しかし捨てようとしていた服は、まだ全部捨ててしまった訳ではないので、「じゃあとりあえず全部やるからいらなかったら捨てて。」と言って残りの服をあげることにしました。

そして、数日後。

車のスタッドレスを交換しに行くのに実家に寄ると、まさに先日捨てようと思ってた服を弟が着ていました。しかも、上下セットで。(笑)

ファッションの流行りなんて1年ごとにころころ変わるし、ましてや5つ下の弟はまだ19歳なのであげたところで、まず着ないだろうなと思ってました。

しかし、弟はなぜか満足気な感じで着ていました。別にあげたから着て欲しいとは思っていなかったし、そもそも着ないだろうと思ってましたが、そんな感じで着てくれるなら悪い気はしませんし、どちらかと言えば嬉しいものです。(笑)

『自分にとってちょっといいモノは、誰かにとってすごくいいモノ』

そう考えると、最初に捨ててしまった服も他にあげたら喜んでくれる人がいたんじゃないかって思えてきます。

自分にとって「ちょっとイイモノで捨てられなかった服」は弟にとって「普段の生活で着る私服というすごくイイモノ」に生まれ変わりました。

みなさん誰しも捨てようと思っても捨てられないものはあると思います。そんな時は「捨てないという選択」をしてみるのもいいかもしれません。

あなたが捨てられないちょっとイイモノは

自分ではない誰かにとってすごくイイモノになるかもしれません。


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