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南葛SCへお礼の手紙(2022シーズン)

 2022年10月14日から17日にかけて、鹿児島に行ってきた。鹿児島県の志布志市で開催された「全国社会人サッカー選手権大会」に出場したサッカークラブ「南葛SC」を応援するためだ。

 結論から言うと、南葛SCは2回戦で敗退。詳細は省くが、彼らが目標としてきた、来シーズンからの上位リーグ(JFL=日本フットボールリーグ)への昇格は不可能となった。

 選手やスタッフの皆さんは、とても悔しそうだった。結果がすべての世界で、必死に頑張ってきたのだ。どんなに健闘をたたえられても、残念な気持ちになるのは当然と思う。

 それでも私は必死に戦った彼らを尊敬している。勇敢に戦う姿を見せてくれたことに対して、心からお礼を言いたい。ちょっと恥ずかしいし堅苦しいかもしれないが、最近、感銘を受けた言葉を贈ります。

わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、 忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 希望はわたしたちを欺くことがありません。

「新約聖書・ローマの信徒への手紙」第5章より

苦難」は、苦しかったシーズン。
忍耐」は、それでも諦めずに最後まで戦い続けたこと。
練達」は、忍耐によって苦難を乗り越えた経験と自信(強さ)、

ではないかと思う。

「練達」は、「物事に習熟していること」といった意味がある。ここでは、困難を乗り越えたことで、チームとしてより強くなった、つまり習熟に至ったと考えられる。

 これは、必ずしも成功だけを意味しない。必死に頑張っても、結果が伴わないこともある。それでも、初めての大会に挑んだこと、最後まで勇敢に戦い続けたことが大切だったのだ。

 そして「練達は希望を生む」。次の試合、来シーズン、そしてもっと先の未来への「希望」だ。今シーズンの残り試合はもちろん、来シーズンも変わらず南葛SCを応援していきたい。

※ 追記
 私は南葛SCに所属している全ての選手・スタッフを応援している。ただ、今シーズン、関口訓充選手(MF・#7)の奮闘には、本当に心を打たれたので、ともかく彼に感謝の言葉を残しておきたい。

 今シーズンの南葛を引っ張っていたのは彼だったと思う。多くの活躍があった。2部降格の瀬戸際からチームを救った見事なゴールなど(↓映像。短いのですぐ見られます)。

 彼のサッカー選手としての技量が素晴らしいことは、私のような素人が見ても一目瞭然だ。だが、何よりも戦う気迫が全てのプレーにあふれていて、観戦していて元気をもらえた。それだけに、このツイートには胸が締め付けられる。

 関口選手は、長くベガルタ仙台で活躍していたこともあり、仙台市に生活の拠点がある方だ。今シーズンは、単身赴任で葛飾近辺に住んでいるようだった。奥様やお子さんを仙台に残し、過酷なシーズンを戦うのは本当に大変だったのではないか。自分も家族がとても大切なので、そこは少しだけ分かるつもりだ。本当にお疲れ様でした。素晴らしいプレーを見せてくれて、とても感謝しています。

 来シーズン、彼が一番幸せになる選択をしてほしいと心から願っている。できたら、もうしばらく、南葛SCにいてほしいけど。

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