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精進ラーメンを食べました

先日、カップラーメンを食べました。
だからどうしたという話ですが。笑
その名も「禅道」という精進料理のカップラーメンです。
文字がイカツイですね。
精進料理というのは、動物性食品や五葷(ゴクン)を使わない料理のことを言います。
動物性食品は、主に肉・魚・卵のこと。
五葷は、大蒜(ニンニク)・小蒜(ヒル)・興渠(ニラ)・慈葱(ネギ)・茖葱(ラッキョウ)のこと。
精進ラーメンでは、これらを一切使わずコクと旨味を見事に引き出しています。
予想以上に、美味しいラーメン。
実店舗で実現できたら、ヘルシーだし流行るかもしれません。笑

余談ですが。
一般的に精進料理といえば、肉や魚を使わないなど、その食材ばかりが注目されがちです。
しかし、実は禅の世界では「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」をとても大切にします。
食材ばかりでなく、食事作法や食事に対する心構えも重要であると考えているのです。
例えば、
最初に合掌をして「いただきます」のお経。
器を手に持って、目の高さにして食べる。
お喋りはしない。
などなど。
様々な作法を実践しながら、丁寧に食事をいただきます。
私たちは、食事をしなければ生きていくことはできません。
食材のいのちをいただくことで生かされているのです。
だからこそ、肉であろうが野菜であろうが関係なく、目の前にある食事にどう向き合うのか。
その向きあう心に重点が置かれるのです。
精進とは仏教の言葉で、雑念を払って一心に励むことを意味します。
私たちの体の健康を支えてくれる食材のいのちに感謝し、一口一口真摯にいただく。
精進料理とは、そうやって「いのちと一心に向き合えているのか」を私たちに問いかけてくる、そんな言葉なのです。

興味のある方は、ぜひ精進ラーメンと真摯に向き合ってみてください。笑
購入するとカップラーメンだけでなく、他では手に入らないオリジナル寺院カードも付いてきます。

参照:zen-foods