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難読書、活字より気軽に…オーディオブック

ここ数年でかなり市場が伸びた「音声」ですが、私も毎日通勤時間はVOICYという音声配信を欠かさず聞いています。

かなりパーソナリティがバラエティ豊かで、ニュースや自己啓発だけでなく、英語学習やマインドフルネスまでジャンルを絞らず色々楽しめています。

歩きながら出来る事は限られているので、すごく得した気分になっています。

そして、パーソナリティだけでなく、目を酷使せずに楽しめるオーディオブックがあります。

私はAmazonのオーディブルを利用しています。

日経新聞でもオーディオブックを記者が使った感想を書いていたので、自分の感じる事も合わせて今日は取り上げてみます。

なので今日は

*オーディオブックとは?
*展開がゆっくりの小説も没入感
*ビジネス書はながら聴き向き
*日本であまり広がらなかった理由
*国内市場は6年間で8倍に拡大する見通し

とみていきながら

自己啓発や英会話などの学習や情報収集は耳で聴く読書法が徐々に広がっている

をみていきたいと思います。

*オーディオブックとは?

ウィッキペディアで検索してみると

オーディオブック(英語:audiobook、audio book)は、主に書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称。日本では媒体によってカセットブック、カセット文庫、CDブックなどと呼ばれることもある。インターネットの普及により、音声ファイルをダウンロード販売するサービスも複数登場しており、これらのサイトで提供されているものも一般にオーディオブックと呼称する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF

とありました。

新聞に記載されていた「オーディオブックができるまで」をみると

① 作品を決定→権利処理、音声での表現法を検討
② キャスティング→ビジネス書は年齢、性別は著者にあわせることが大半
③ 台本づくり→ビジネス書の場合は図や表の読み替えなどを検討
④ スタジオ収録→収録時間は完成尺の約3倍
⑤ 編集作業→文芸作品の場合は音楽などのBGMを挿入することもある
⑥ 音源チェック→完成まで最低でも1か月(長編作品は数か月)
⑦ 配信

となっています。

*展開がゆっくりの小説も没入感

小説は展開がゆっくりなので、音声で聞くとダレて飽きないかと思っていました。

日経新聞の記者も同じように思っていたそうですが、
横山秀夫のミステリー小説「影踏み」を最初に試されたそうです。
結果は、思ったより良かったようで

発見したことは

*登場人物ごとに語り手が変わるのでダレない。
*風などの効果音で没入感が出ている。

色々な演出でドラマを聞いているようで、活字ではできない知的エンターテインメントだと感じたそうです。

私は小説はそんなに読まないのですが、重松清さんはよく読んでいたので試してみようと思います。

*ビジネス書はながら聴き向き

今度はビジネス書です。これは私もオーディブルではこのジャンルが多いです。

記者の感想は、

*聞き慣れない言葉が出てきても内容を理解できた。
*再生速度を1.5倍にして聴いても違和感がなく時間節約に分からない部分は繰り返し聴いた。
*ビジネス書はジョギングや料理をしながらの流し聴きにも向いている

内容以上に声色が好みの読み手だと聴きたい気持ちになった。約2週間で3冊を合計17時間かけて聴き終えたそうです。

本を持ちページをめくることが不要、読む作業がなく目が疲れないことが何よりも楽だったと感想を述べていました。

私がオーディオで一番良いのは、
歩いている時間に聞けることです。
そして再生を普通は2倍速で聞いています。
難しい本は1.5倍に落とすと急に分かりやすくなるので内容に合わせて再生スピードを変えていました。

倍速で聞く事で効率よくインプットできると思います。

*日本であまり広がらなかった理由

オーディオブックの歴史は意外に古くて、車社会の米国が1970年代ころから広がったそうです。

どこに行くのも車ですし、長時間乗る事もあるので利用する機会も多かったと思います。

一方で日本は1980年代にはオーディオブックが短編小説中心に販売されたものの、最近のような大きな広がりはありませんでした。

理由は大きく2つあります。

1つ目は、出版が決まった本をオーディオ化するには新たな契約、時間、専門の担当者が必要になるからです。

紙の書籍は校正終了(校了)から出版までの時間がわずか2週間程度と短かいのです。

その間に部数が期待できる新作を、配信まで最低でも1か月時間がかかるオーディオブック化するのは商業的に難しいと大手出版社は感じていたそうです。

2つ目は、活字を好む文化的背景が考えられます。

日本語は漢字やカタカナ、ひらがなと文字の種類も多いのが特徴です。

新潮社の柴田静也取締役は「同音異義など文字を目で確認して意味を理解する読書は日本特有の文化だ」と話します。

目で文化を楽しむという考えが根付いていたのでしょうね。

*国内市場は6年間で8倍に拡大する見通し

では、なぜ今音声が伸びでいるのか?といえば、コロナの影響で在宅勤務普及で「目を使わない読書」への関心高まったことです。

YouTubeなどの動画配信がこの時期一番伸びたのですが、見ると他の事は何も出来ません。でも聴くは、ジョギングをしながら、料理を作りながら、お風呂に入りながらとかなり柔軟に色々な場面で「ながら」で無理なく出来るからです。

ワイヤレスイヤホンも、スマホを持ち歩かずちょっと離れたところに置いていても快適に聞き続けられます。

今はワーママも増えて、従来の男性中心のオーディオブックの利用者に若者、女性など広く利用者が増えて行ってそういう人たちが「使い勝手の良さ」を語る事で市場が大きく伸びていきていると言えそうです。

自己啓発や英会話などの学習や情報収集は耳で聴く読書法が徐々に広がっている

日本の社会人の平均の勉強時間が1日6分ですが、ながら聞きで読書をすれば、そんな状況を簡単に脱出できると思います。

#オーディオブック #ながら聞き #音声 #配信

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