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大分空港が宇宙港に!衛星打ち上げ

昨年度は宇宙開発元年といわれるぐらい、多くの民間企業が宇宙産業で実績を出し始めました。

地球が掲げるさまざまな問題を地球内だけで解決する大変さに絶望して、解決を宇宙に見出そうとしている様にも見えます。

実は九州の大分がその宇宙産業のキー空港になろうとしています。

それは、既存の滑走路から飛び立った航空機から、人工衛星を打ち上げるという従来の打ち上げ方と違うことで可能になりました。

2020年から大分県と提携している米国企業が、早ければ年内に事業を始める予定で事業をすすめているのです。

そして、衛星データを使った新ビジネス創出や観光振興など、県内経済の活性化につなげようという動きも目立ってきました。

波及効果に期待

宇宙産業には様々な分野へ新しいイノベーションをもたらす可能性を持っています。それだけに波及効果も滝の渡りそうですね。

今日はそんな夢とロマンが溢れる宇宙産業について

*大分空港、宇宙輸送船の着陸も 
*「水平型」の打ち上げでより効率的に
*関連産業を担う人材を育てる動きも

とみていきながら

大人はビジネスの次なるフロンティア,子どもはその先の夢を描けるような起爆剤

と地方でパッとしなかった空港に明るい日が差し込んで来そうな予感がしています。

*大分空港、宇宙輸送船の着陸も 

大分は温泉として有名な観光地ですね。
地獄温泉めぐりをすぐイメージしてしまいます。

しかし空港は騒音や安全面から便利な市内には作ることは少なく、大分空港も市内から電車で1時間半から2時間かかる何もない場所にあって、観光の窓口としては微妙です。

難しい問題ですね。しかし土地が安く大きな空港を作りやすいのも事実で3000mの滑走路をほこる大分空港は大型飛行機の発着が可能です。

その大分空港が「宇宙港」になろうとしているのです

米ヴァージン・オービット(VO)早ければ年内に事業を始めると報道しているのです。

衛星データを使った新ビジネス創出や観光振興など、県内経済の活性化を図るチャンスが訪れました。

大分県は試算で、VOによる打ち上げ開始からの5年間で観光を含め県内に102億円の経済波及効果があるとしています。

ビジネス機会を逃さないため、関連サービスの創出などに民間主体で取り組む

一般社団法人「おおいたスペースフューチャーセンター(OSFC)」

も21年に立ち上がって事業開始に備えています。。

大分空港がアジアの宇宙産業の発展に役立つ拠点となることを目指しているのです。

*「水平型」の打ち上げでより効率的に

人工衛星はロケットに搭載し、垂直に発射するのが一般的ですね。

九州では鹿児島県の種子島(南種子町)と大隅半島(肝付町)の射場から、H2Aやイプシロンなどのロケットで打ち上げてきました。

一方で大分で取り組むのは

「水平型」の打ち上げです。

人工衛星を積んだロケットを主翼からつり下げた航空機が空港から離陸して、高度約10キロメートルの上空で発射する方式です。

大分空港の滑走路が3000メートルと長いことが、選ばれる決め手の一つになりました。

実は大分空港より先に、英コーンウォールから同様の方式で打ち上げる構想があるのです。

運営のVOは

英国での学びも反映し、より効率的な打ち上げを目指す

と大分ではより効率的な打ち上げに進化させようと計画しているのです。

又、県と次世代民間宇宙ステーション開発に参加している米シエラ・スペース、兼松の3者も2月に覚書を交わしています。

シエラ社は宇宙輸送船の着陸拠点として大分空港を活用する可能性を探っているのです。

*関連産業を担う人材を育てる動きも

開発は空港関連だけに留まりませんん。

大分空港から車で約10分の県立国東高校「宇宙に関するコース」が24年度から設置する予定になっています。

大分から宇宙開発に携わる人災を育成していこうというのです。

こうした「宇宙港」構想が本格的に動き出せば、国東市をはじめとする大分県内に宇宙関連産業が集積する可能性が現実味を帯びてきます。

宇宙産業はまさにこれからの成長産業です。人材が不足しているはずですから、その人材を育てるのは大きな意味を持っています。

このような動きは大分だけでなく

和歌山県串本町はキヤノン電子や清水建設などが出資するスペースワンが「垂直型」で、年内の打ち上げ開始を目指しています。

北海道大樹町では23年度完成をにらんで新射場の整備が進行中です。

それぞれの経済効果は和歌山で670億円、北海道で267億円と試算されています。

大分県は

大人はビジネスの次なるフロンティア,子どもはその先の夢を描けるような起爆剤

と考え計画を推進しています。

地方で利用者も多くなく立地も悪かった地味な地方空港が、宇宙という大きなスケールの事業で輝きを取り戻し、子供たちに夢を見せてくれそうな勢いです。

#宇宙港 #打ち上げ #宇宙輸送 #日経新聞

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