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ネットフリックス、イカゲームだけじゃない視聴者を虜にする秘訣

日経ビジネスで「愛される企業ランキング 1万人調査」が行われました。

消費者1万人を対象に、あるブランドをどれだけ友人や同僚に薦めたいかを11段階で選んでもらう「顧客推奨度(NPS)」をもとに様々な部門でランキングをつけたのです。

定額制動画配信サービスでのランキングは

ネットフリックスが堂々の第一位を獲得です。

確かに見ていると中毒になって、ついつい色々見てしまいます。私は別で契約しているケーブルテレビは倍ぐらいの月額料金だけどほとんど見なくなってしまっていて、どこが違うのかなぁって気になりました。

そんなネットフリックスの記事が日経ビジネスに記載されていたのです。

イカゲームだけじゃない視聴者を虜にする秘訣

今日はそのことを

*定額制動画配信サービスランキングを見てみると
*ネットフリックス見られるカギは「キーアート」
*世界同時のファンイベント

とみていきながら、利用者に向き合った

パーソナライズと利用者の接点で作品に愛着を高めて離脱率を下げている

という釣った魚にもちゃんと餌を与えることが大切なんだということをみていきます。

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*定額制動画配信サービスランキングを見てみると

では、ランキングをみていきましょう

1位ネットフリックス(米)
推奨者 49.9 批判者 13.7 NPS 36.2

毎年1兆円以上を投じてオリジナルコンテンツを制作し、ファンが増えています。
韓国発の「イカゲーム」などヒットを連発していて注目されてるのです。

豊富な資金を背景にした質の高いコンテンツが、人気の理由として捉えられることが多いのですが、それだけではありません。

ネットフリックス側は
「配信作品そのものや、ネットフリックスという存在への関心を高める戦略が奏功している
とコメントしています。そこを次の章でみてみます。

2位dアニメストア
推奨者 47.0 批判者 19.1 NPS 27.8

国内最大級とされる4400作品以上のアニメが見放題が売りのサービスです。
画質が良い、コスパが良い、他にはないアニメがある、使いやすい、アニサマや声優の番組まで視聴できる点、が利用者に受けています。

配信終了告知が遅いや使い方が分かりづらいという声もありますが、アニメをコスパ良く沢山見たい方やサブジャンルや声優でアニメを探したい方には良いサービスといえそうです。

3位アマゾン・プライム・ビデオ(米)
推奨者 36.2 批判者 21.2 NPS 15.0

月額500円(税込み)または年会費4900円(同)を払って有料会員になれば利用でき、安価な点が評価されています。

圧倒的なコスパ!豊富な加入特典
話題の作品も視聴できる
オリジナル作品が面白い

などが利用者の支持の理由です。


4位ディズニープラス(米)
推奨者 40.6 批判者 25.8 NPS 14.7

ディズニー作品に夢中になってしまった!
作品がフェーズごとに並んでいるからわかりやすい!
コンテンツが豊富!
ダウンロード機能があるので外出先でも退屈しなかった!

などが支持の理由です。後発のサービスですが、短期間で登録者を伸ばしています。

一方で
対応している支払い方法が少ない、
解約方法が分かりにくい

という声もありました。

5位Hulu
推奨者 36.5 批判者 23.5 NPS 13.0

作品数が多く、使いやすく、画像がきれいなところ
リアルタイム配信や見逃し配信があり、支払い方法が豊富な点などが受けています。

改善して欲しいところは
月額料金が比較的高く、アニメ作品が少なめなところ
新作映画の数が少なく、同時視聴ができない点
という声がありました。

6位DAZN(米)
推奨者 33.4 批判者 24.5 NPS 8.9
7位NHKオンデマンド
推奨者 30.4 批判者 25.4 NPS 5.0
8位U-NEXT
推奨者 27.0 批判者 32.1 NPS -5.1
9位TELASA
推奨者 24.5 批判者 33.3 NPS -8.8
10位dTV
推奨者 25.4 批判者 34.5 NPS -9.1

*ネットフリックス見られるカギは「キーアート」

ネットフリックスをついつい見てしまうカギは、同社のレコメンデーション機能にあるといわれています。

視聴履歴などを基に関心のありそうな作品を画面に並べること以外にも工夫があるのです。

例えばサイトを開いたときに出てくるサムネイル画像「キーアート」です。
1作品につき1種類の画像だけが作られて表示されていると考える人は多いかもしれませんが、ネットフリックスでは、多い場合には20種類以上作られています。

日経ビジネスが具体例であげたのが
「全裸監督」のシーズン1の場合、作られたキーアートで19種類でした。

キーアートのうち、どれがクリックされやすいかを視聴履歴を基にアルゴリズムで分析し、利用者ごとに出し分けていたのです。

サスペンス系が好きな利用者であれば目をアップにしたキーアート、ロマンス系の作品が好きなら出演者が恋人同士のように寄り添っているキーアートと工夫してます。

そして一定期間視聴されなければ別の画像に差し替え、利用者に再びアプローチしているのです。

見せ場をまとめた予告編も複数製作し、利用者によって出し分けている。
サービス内で見られる作品のあらすじについても出し分けを試験的に行っているそうです。

見せ方の工夫を徹底している、ここが一番驚きでした。

*世界同時のファンイベント

見せ方以外にもファンとの交流にも力をいれています。

21年9月に開催した世界同時配信のオンラインイベント「TUDUM(トゥ・ドゥーム)」がその例です。

ネットフリックスの主要作品の出演者や制作陣が各国から登場し、トークセッションを開催しました。
また作品の未公開映像を配信したり、新作を発表したりとネットフリックスを楽しんでもらえる仕掛けとして、大々的に実施て、日本向けには字幕が付きました。

ブラジルなど一部地域でファンイベントを開いていたが、世界規模で開催したのは初めてで、2500万回以上視聴されたといいます。

パーソナライズと利用者の接点で作品に愛着を高めて離脱率を下げている

ふと気が付いたのはケーブルテレビを見なくなった理由です。今はニュース以外あまり見ません。

ケーブルTVは番組を編成して私の好き嫌い関係なく放送しています。

いちいち番組をチェックして興味あるかどうか自分で調べないといけません。

ネットフリックスは興味ありそうな話題作を出来るだけ集めて選ばせてくれるから楽なんですね。

見事に彼らの戦略にハマってます。

#ネットフリックス #サムネール #キーアート #パーソナライズ


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