日本製iPhoneいかが
悪い円安が続いていますね。
お給料が上がらないのに、原材料が上がって物価が上がっています。
私を含めた庶民には苦しい時代になりました。とほほ、、、
でも実はこの悪い円安をチャンスにかえるアイデアを日経新聞が取り上げていました。
ポイントは日本人ユーザーが多いアイフォンです。
円安をハイテク誘致の好機に
というアイデアなんです!
どういうことでしょう?
それを今日は
*熊本から1500㌔圏に主力拠点
*日本にしかできない独自案を
*経済安保で企業もしたたかに
とみていきながら
円安の現状を経済活性化の好機と考えて、したたかに動いてみる
戦後0から復活したように、この苦境を再び乗り越えて欲しいと思いながら調べていきます。
*熊本から1500㌔圏に主力拠点
アイフォンって日本が一番国別での所有率が高かったのですよね。
と言うことは、毎年たくさんのアイフォンが輸入されているということになりますよね。
どこで作っているか?
といえば「世界の工場」である中国の
上海、江蘇省崑山、河南省鄭州、広東省深圳の4都市で多くのアップル製品の組み立てが受託されています。
又、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン) がこの4都市で世界中の「iPhone」の大半を生産しているのです。
実はソニーは熊本にある工場から半導体製品「画像センサー」を大量供給を担っています。
アイフォンの工場も深圳を除いては熊本から1500㎞以内に位置しています。
ということは、移転を考えた時に熊本や九州のどこかにアイフォンの工場があってもおかしくないということですよね。
しかも熊本ならアイフォンの生産の3割が日米へ送られるので中国よりアメリカに近いことも考えれば物流費が抑えられそうですね。
中国国内で売られる2割の生産量を中国にに残して、残りを熊本近辺に移すのは合理的な考え方になります。
今の円安レートで米ドルでの投資はコスト削減に繋がります。
*日本にしかできない独自案を
今の円安は企業にとって昔ほどの追い風にならない、という意見が主要企業の22年3月期決算で経営者からこんな声が相次ぎました。
円安が戻っても「履歴効果」で全てが元には戻らないのです。
「履歴効果」とは、経済が悪い状態から回復したとしても「すべてが元に戻るわけではない」との意味です。
まさに円高が長く続いた日本では、企業が海外に工場を移転しました。それで利益は出たかもしれません。
しかし投資の対象は海外に移り、日本における先端技術の開発も遅れがちになったのです。
これが円高時代の履歴効果です。
ムーアの法則とフォーミュラワン
も同じで、どちらも1度開発を止めると追いつくのが難しくなるのです。
ちょっとの遅れも、取り戻すとなると技術が進んでいる先行者利益が大きいことを表しています。
日本は半導体では大きくアドバンテージを失っている状況です。
*経済安保で企業もしたたかに
アップル側も拠点の分散に必要性を感じている可能性があるのです。
それは、経済安全保障の観点からです。
ウクライナへのロシア侵攻がそれを鮮明にしました。
生産拠点として中国に依存しすぎが米国の頭痛の種です。
前述の通り、技術の遅れの懸念もそうですが、中国の台湾侵攻などが現実に起きれば大きく生産現場は混乱してしまいます。
日本のハイテク敗戦の印象づけたのは、DRAMメーカーエルピーダメモリが2012年に経営破綻したときの事です。
しかし買収側である米マイクロン・テクノロジーが21年秋、今後10年間に約19兆円を投じると表明して、旧エルピーダの工場がある日本は投資先の有力候補だというのです。
円安の現状を経済活性化の好機と考えて、したたかに動いてみる
遅れを取り戻し、雇用を生み、経済を回し始めるために、民間企業で世界で売れているアイフォンを日本でつくるのは決して夢物語ではないようです。
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