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人生100年時代に「学び直し」が必須(リスキリングを考える)

リスキリングという言葉をご存じですか?
最近注目されているキーワードです。

日本でGoogleでのキーワード検索で「リスキリング」は2020年5月はわずか1,470件だったのが、2021年2月には777,000件と増えています。

しかし英語検索「Reskilling」で見れば2020年5月 で既に812,000件から2021年2月に3,870,000件とビッグワードになっています。

今日は世界が今この「リスキリング」についてどう動いているか?を3つの角度,つまり

*リスキリングとは

で言葉の意味と同時にデジタルトランスフォーメーションとリスキリングの関係を話します。

*世界の官民一体で進められるリスキリング

では、イギリス、アメリカ、韓国、デンマーク、シンガポール、日本におけるリスキングを紹介します。

*リスキリングで変わり始めた学び

では学びの高い国が時間当たりの労働生産性が高いことや、アメリカがリストラ&雇用のスタイルから内部育成に変わってきていることを通じて、

結論である

日本は本当に岐路!スキルを磨く勉強が世界で当たり前になり企業も求めている。

に結びついていくことをお話しします。

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1. リスキリングとは

リクルートが今年2月にリリースしたWork Institute によると

リスキリングとは、新しい職業に就くために、又は、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する

とあり、特にデジタルトランスフォーメーションの分野を視野に入れて重要なキーワードとして発表されています。
グーグルの検索数が証明していますよね。

又、世界経済フォーラムの資料から「デジタル化で2050年までの世界の雇用増減が予想される分野」が明らかになってきています。

増える主要職種とは

データアナリスト
AI技術者
デジタルマーケティング専門職
ITセキュリティ専門職

規模は✙9700万人

減る主要職種とは

事務職
秘書
会計士
工場労働者

規模は▲8500万人

です。
減る分野の人が、スキルを上げて全員「増える職種」に移ったとしても1200万人の人員不足が予想されています。

2. 世界の官民一体で進められるリスキリング

リスキリングが重要視される流れをうけて、各国でその推進プランが実施されています。

イギリス
4月、成人に無料の職業訓練を開始、25億ポンド拠出されました。(無料IT教育も実施されています)

ジョンション首相は「パンデミックからの復興のカギ」と位置付けています。

アメリカ
3月 製造・環境分野などの労働力開発に1千億ドルを投じる計画発表しました。
成長産業へ集中的に力をいれる方針をバイデン大統領が示しています

韓国
21年、スタートアップと連携して若者層のデジタル教育課程を開発を図っています。
民間資金を活用したインフラ整備であるPFI法に基づいて改革をすすめています。

デンマーク
20年、職業訓練受講者の失業給付を引き上げました。
政労使が連携して職業教育のカリキュラムを決定しているのが特徴です。

シンガポール
20年、職業訓練費の助成制度を拡充しました。中高年向け増額したのです。54万人がこの制度を利用しています。25歳以上の全国民に職業訓練助成金(約4万円)が支給されました。

日本
21年度、公共職業訓練などの受講者を増員しました。しかしGDP比ではアメリカの3分の1、ドイツの18分の1というレベルに留まっています。

3. リスキリングで変わり始めた学び

AIは本当に世界を変えるかもしれないですね。
ロボットも子供の頃にテレビでみたシーンが実用化されれていきそうな進化を続けています。

だから、きっと働くスタイルが変わっていくのはすぐそこに来ていて、それに合わせてスキルを学び直すことは必須となってきたと思います。

世界各国では、官民が連携を通じて労働市場のニーズに適したカリキュラムが整備されている、

といえそうです。

そして大国アメリカでも変化が起きています。
それは人材育成の変化です。

アメリカのイメージはM&Aで欲しいものはお金で買う、人材もリストラと中途採用(Buy)で効率よく進めるイメージでした。

ところが、バイデンの方針でも明らかなように、リスキリングで内部育成 (Make)へと舵を切り直しています。

その理由は3つ

市場では「人手不足」が続いています。

DXの分野は新しくまだ人材の絶対数が必要とされる数に足りてなくて、社内の人材が流出しないようにキャリアプランも含めた育成で対応せざるを得ないからです。

企業はコストパフォーマンスの高さを注視しています。

中途採用で引き入れた人材も、入社して2-3年はやり方の違いや慣れないことなどで処遇の高さの割には生産性が上がらないことも多くみられました。
内部育成では企業文化も守りながら人材を育てるメリットがあります。

個人にとっての成長機会の重視

最近流行している言葉の一つに`Employee Experience’があります。企業で従業員としてどんな経験が出来るか?が個人のスキルアップに重要な要素となっています。

このことは内部育のシステムが構築された企業だけが、良い人材があるまることを示しています。

今やリスキリングはもっとも大切な経験となりました。

そして、気になるのが「日本の社会人の平均勉強時間は6分」といわれていることです。

日本は本当に岐路!スキルを磨く勉強が世界で当たり前になり企業も求めている。

とすれば、しっかり進む方向を考える場面になったと感じます。

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独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

かなり分厚い本だったので、絶対挫折すると思いオーディブル版を選びました。
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