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本当の教育は安上がり。

先日の出来事

在宅中に台所から子どもの悲鳴がきこえ、見に行ってみると

あの嫌われ昆虫の黒い素早く走るあいつ(以下、G)が出現していた

子どもたちはGを何かで退治しようとするので、父は良い学習機会だなと思い実験をしてみせた。

台所にあった食器用洗剤をそーっとGの背中にポトリと垂らす。

落下してくる液体は見えないのでよける事はできない。不思議そうにしている子どもたちを横目に、Gは身動きをしなくなった。

さて、ここで仮説検証の時間だ。Gの死因は??

子どもたちにヒントを出す。

・Gは滑らかに狭い隙間に入るために体表に油分がある

・洗剤は油を溶かす

・昆虫は胴体にある気門という穴で呼吸している

答えは「窒息」 簡単な三段論法だ。溶けた体表の油分が気門を詰まらせて息ができなくなるということ。

この体験から彼ら(3人の子どもたち)が学ぶことは様々だと思う。

それは、やっぱり理科って大事だよな、かもしれないし、化学物質の性質や生物の進化など具体的な内容に興味を持つかもしれない。

それらはすべて原体験。この引き出しを多くもっていると勉強で困ることはそうない。良く寝ているだけでだいたいTOPクラスだ。

どうも勉強っていうと机に向かっていなければいけないイメージが強すぎる。青少年が貴重な時間をじっと紙や画面にむかっていていいのかなと思う。非常にもったいない。

「お金を払って、自分の子どもに不要な知識の暗記の管理を他人に任せる」ことを勉強と思っている親がいる。

人類はそんな進化の仕方をしてきてはいない。本質を見る癖をつけたい。


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