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就職活動の初期段階で行うことの1つに自己分析がある。

自己分析って自分自身の強み、弱み、得意なこと、好きなこと、性格などを自問自答しながら考えていくわけだけど、、、
正直な話、就活時にどう自己分析したのか忘れてしまった。

1つだけ覚えているのは
「あなたを動物にたとえるとなんですか?」という問い。

それには「カンガルー」って答えた。
理由は「普段はおこなしいけれど、主張するときはしっかり主張する」だったか。

おわかりの通り、これはフリの答えだ。
カンガルーからオーストラリアにつなげ、自分が帰国子女だったことや高校の時に変わった生活をしていたことへのエピソードにつなげるためのフリ。
面接官に食いつかせて面接官と会話を続けるのが狙い。

よくビジネスでPREP(Point Reason Example Point)ってあるけれど、面接のときのPREPはPoint Reason Episode Pointだと考えてる。
そのエピソードにあたるところで面接官とコミュニケーションをとっていくと面接自体はうまくいくことが多い。
自分が持っている5つくらいのエピソードにつなげるためのフリの答え、つまり面接官に食いつかせるための答えをESや面接の初期段階で撒いておくのだ。
逆に面接官と一問一答が続くのはよろしくない。よろしくない状況なのに「コミュニケーションが得意」とか自己PRしちゃうのはもっとよろしくない。

就職活動をした頃からおよそ倍の時間を生きてきて思うのは、二十歳そこそこの人生での自己分析なんてどれほど意味があるのだろう。

社会に出て、様々な経験を積んでいくことで”自分”というものが分かってくる。
でも、この年になってもまだまだ新たな発見というのがあるものだ。

先日、ホテルに宿泊した。
僕の場合、ホテルの最大の楽しみは朝食バイキングと言っても過言ではない。

そこの朝食バイキングで何が並んでいるか見て回ったときにナスの煮浸しがあった。
「お!ナスがある」とテンションが上った。

そして気付いた。
あれ?僕ってこんなテンションが上がるくらいナス、特にナスの煮浸しが好きだったんだ。

新たな発見である。

10代、20代、30代でも気づかなったことに40代で気づいた。

20代後半で気づいた、実は牛肉より豚肉より鶏肉が大好きだということも就活時には気づいてなかった。

「人生とは新たな自分を発見し続ける旅なのかもしれない」
なんて言い古されたようなことを言ってみた。
「しれない」って言ってるから自信がないのがバレバレだ。


最後にもしここまで読んでくれた就活生がいるのなら言っておきたい。
自己分析でうんうん悩むかもしれないけど、自己分析なんて生きてる限り続いていくんだから、今の自分を素直に見つめて出てきた素直な答えが出ればそれで十分。
それよりもエピソードを作るんだ。
できれば5つくらい。
そのうちの2つくらいは大学の勉強で学んだことにしておこう。
ガクチカ=勉強以外って思い込みはやめよう。


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