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自伝”光の啓示「第4章 アートコンセプト(芸術概念)」
こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。
定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。
世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。
私のHPはこちら
http://takayuki-hibino.wixsite.com/takatyuki-hibino
第4章 岡山・備前へ。のつづき アートコンセプト
BIZEN1999のための
コラボレーション作品制作がはじまった。
現代アートの素材としての備前焼。
新たな備前焼を試みる作品。
まずは、殿(木村英昭氏をそう呼んでいいる)に
備前焼の土(素材)の特性をレクチャーしてもらった。
殿の話から、キメの細かい粘土質でねっとりしている。
そのため細工物(おもに人形や動物、縁起ものなどの造形物)に
適していることがわかった。
素材を土といより粘土としてとらえればいい。
備前の土
備前の土は、鉄分や有機物が多く含まれていて粘りがあり、
羊羹のようにねっとりしているため、
成形しやすいという特長があります。 その反面、耐火度が弱いため、
長時間かけてゆっくりと慎重に焼き締めなければ、
キズや亀裂が入りやすいのです。 また、収縮率が非常に高く、乾燥から焼成までで約20%も収縮します。
引用Japanese Bizen Ware HP 備前焼の土
http://www.japanese-bizen-ware.com/ja/about/%E5%82%99%E5%89%8D%E7%84%BC%E3%81%AE%E5%9C%9F/
(2)備前粘土の特徴 現在の備前焼の原料粘土「ひよせ」は備前市片 上地区の周辺で採掘されています。いずれも田んぼの耕作土の直下に賦存する粘土であるために、稲作が終わる秋から田植えが始まる春までの時期に、
田んぼを掘り返して採掘されています。 主要な粘土産地は「下り松」、「観音寺」、「大内」、「福田」、「磯上」、「香登」などの地区となっています。これらの地区では備前焼に欠かせないこの粘土原料を
確保するために、ボーリングによる調査が 数多く行われ、
沖積堆積層の下部には備前粘土や類似の性質を示す
粘土質堆積物の存在が確認されてきました
(例えば、岡山県備前焼陶友会、 1990)。 この結果、この地域の沖積堆積物についてさまざまな興味深い事実が明らかとなってきています。
藤木・三好(1995)は粘土調査のボーリング・コア
に含まれる花粉を検討し、備前地区の粘土層の
堆積は第四紀完新世の初頭に始まり、
その中期に最盛期を迎えた海進期に堆積したものとしました。「香登」地区の粘土層の年代測定から、堆積時期は
今から5,500~10,000年前と推定されています。
また 堆積環境は内湾浅海性で還元的であったようです。 日本の陶磁器用粘土原料の多くは第三紀中新世の
後半あるいは鮮新世から更新世にかけて
堆積したものが多 いようです( 例 えば、牧 野 内・中 山 、1990)。
しかし、備前焼の原料粘土は、比較的新しい堆積粘土を
利用している栃木県の「益子焼」や 山口県の「萩焼」の
原料粘土の堆積時期(神谷・須 藤、2001)よりも、
さらに若い縄文海進時における浅 海性の堆積物ということになります。
このような特殊な堆積の時期や環境は後述するように、
粘土の鉱物組成や熱的性質にもよく現れています。
特徴的な焼成工程などもこれを反映したものといえるでしょう。
引用 地質ニュース609号、43 ― 52頁、2005年5月 備前焼とその粘土
https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/05_05_04.pdf
ここで、役に立ったのが、
ニューヨークでクリシュナ・レディ名誉教授から、
アートコンセプトについて、ご教授していただいたことだ。
そのときは、アートコンセプト(芸術概念)くわしく学んだあとに、
私のアートコンセプトを問われ、
私のアートコンセプト(芸術概念)は2つあり、
「時間(瞬間)の可視化(具現化)」と、
「疑問(Why)を追及しつづけて、自分なりの答えをだすこと」と答えた。
その答えについて、またディスカッションした。
ほんの2カ月ほど前に教わったことが
さっそく役立つこととなった。
この土で、「時間(瞬間)具現化する」といことだ。
目に見えない瞬間を形にとどめた作品。
これならアートコンセプトの文脈の作品として
発表できる。
コンセプトが決まれば、それをどう作るか、
つまり技法だ。
それは、すぐ頭に浮かんだ、
よし、これで決まり。
まずは、道具を買い出しに行こう。
それにしても、トントン拍子に進んでいる。
これもすべて「光の啓示」の道しるべなのか。
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Takayuki Hibino のArt Conceptについて
Takayuki Hibino の最も中心的なArt Concept.は、2つある。ひとつめのArt Conceptは「+時間」(瞬間)
「+時間」を具現化し、鑑賞者へ問いかけることだ。
2次元(平面)・3次元(立体)と+時間と空間のシンクロ。
1989年に考案した“ホログラムズコラージュ”は、
キャンバスやボードなどの平面、
オブジェなどの立体にホログラムフィルムをコラージュして
表現する世界唯一の表現技法です。その技法はホログラムフィルムをカットし、形状、サイズ、パターンの組み合わせ、
貼り合わせ方と貼る角度(方向)により、虹色の輝き(波長)の変化(動き)をコントロールして作品を作りあげることができる世界唯一の新技法である。”ホログラムズコラージュ”重要なオリジナリティ(特長)がある。
“ホログラムズコラージュ”の平面作品では、
2次元+時間
“ホログラムズコラージュ”の立体作品では、
3次元+時間となる。
これは、表面にコラージュしたホログラムの虹色の
輝き(波長)の変化(動き)によって、
時間が生まれ、虹色の輝きの波長により
空間が生まれるためである。この+時間こそが、世界唯一の新技法“ホログラムズコラージュ”の最大のオリジナリティである。
“ホログラムズコラージュ”作品には、「正解がない」のも
オリジナリティのひとつである。
これは、作品に投射する光源の種類、時間、鑑賞者の目線(位置)、
そしてその時の鑑賞者個々の精神状態と
シンクロして毎回作品に対する印象が違っているからだ。
例えば3人で同じホログラムズコラージュ作品を鑑賞するとして、
鑑賞者・鑑賞者B・鑑賞者おのおのの作品との
シンクロが違うため鑑賞者それぞれの印象が違うことになり
自己や他人との同調や反駁(違い)を再認識させる状況がおこり、
作品タイトルに惑わされることがなく、
個々の鑑賞者自身で作品のリアリティを
導き出して解釈し主張なければならない。つまり、個々の鑑賞者自身が作品から感じたことがあなたの答えになるのがホログラムズコラージュである。
もう一つは、入ってくるすべての情報について、
まずは「疑問(Why)を持ち、それを追及する」ということだ。これは、ただ「疑問(Why)を持つ」だけで終わりではなく、
疑問から入り、そのなぜを繰り返し続けたうえで
アウトプット(答えをだす)ことである。つまり、インプットした情報を鵜のみにせずに、「ちょっと待てよ」、とワンクッションおいて、
そのことについて調べ抜いてから、アウトプットするということだ。
これは日々の生活や、マスコミの情報、ビジネスなど、
いろんな面ですべきで、この情報が氾濫している世の中で、
騙されず、生き残っていくためには、
すべてにおいてこの「疑問(Why)を持つ」ことが必須である。現在は世界的なインターネットの普及によりSNSなどの
拡散が問題視されるが、拡散しようとする情報について、
なにも疑問を持たず、鵜呑み(思考停止)にして、
簡単に拡散した結果、炎上することが多い。
ここでも拡散する前に、
「疑問(Why)を持って、ちょっと待てよ、これ本当か。」と、
ワンクッションおいて、
まずは調べてみる癖をつけることをおすすめしたい。引用 Takayuki Hibino Art Concept.
つづく
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