こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。
定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。
世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。
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第4章 岡山・備前へ。のつづき アートコンセプト
BIZEN1999のための
コラボレーション作品制作がはじまった。
現代アートの素材としての備前焼。
新たな備前焼を試みる作品。
まずは、殿(木村英昭氏をそう呼んでいいる)に
備前焼の土(素材)の特性をレクチャーしてもらった。
殿の話から、キメの細かい粘土質でねっとりしている。
そのため細工物(おもに人形や動物、縁起ものなどの造形物)に
適していることがわかった。
素材を土といより粘土としてとらえればいい。
ここで、役に立ったのが、
ニューヨークでクリシュナ・レディ名誉教授から、
アートコンセプトについて、ご教授していただいたことだ。
そのときは、アートコンセプト(芸術概念)くわしく学んだあとに、
私のアートコンセプトを問われ、
私のアートコンセプト(芸術概念)は2つあり、
「時間(瞬間)の可視化(具現化)」と、
「疑問(Why)を追及しつづけて、自分なりの答えをだすこと」と答えた。
その答えについて、またディスカッションした。
ほんの2カ月ほど前に教わったことが
さっそく役立つこととなった。
この土で、「時間(瞬間)具現化する」といことだ。
目に見えない瞬間を形にとどめた作品。
これならアートコンセプトの文脈の作品として
発表できる。
コンセプトが決まれば、それをどう作るか、
つまり技法だ。
それは、すぐ頭に浮かんだ、
よし、これで決まり。
まずは、道具を買い出しに行こう。
それにしても、トントン拍子に進んでいる。
これもすべて「光の啓示」の道しるべなのか。
つづく