自伝”光の啓示”「第3章 アートざんまいin NY」
こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。
定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。
世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。
私のHPはこちら
http://takayuki-hibino.wixsite.com/takatyuki-hibino
第3章 NYへのつづき アートざんまい
ベルリン滞在も終わり、
次の場所、アメリカ、NYへ向かった。
ジョン・F・ケネディ国際空港に到着といいたいところだが、
ここでも隣のニューアークリバティー国際空港に着いた。
このころになると移動疲れでヘトヘトだったが、
空港からバスでマンハッタンに向かい、
マンハッタンに着いたのは20時すぎ、
例のごとく、ホテル探しが始まった。
毎回このパターンにも慣れ、
今回は、私がホテル探しをした。
2月下旬、真冬のベルリンも寒かったが、NYも超寒い。
ホテル探しも3軒目、
225 East 17 Streetにあるホテル17で空き部屋をゲットできた。
早く部屋に入って暖まりたい。
今日は移動に疲れた。
そんな時は、とりあえずシャワーを浴びて寝るが一番だ。
翌日、さっそくマンハッタンを探索。
Met(メット)の愛称で知られるメトロポリタンミュージアムを
まる一日かけて観る。
Met(メット)世界三大美術館のひとつ。ニューヨークを訪れたなら絶対に見逃せないスポットだ。
1870年に創設され、世界各国5000年以上の歴史にわたる収蔵品は、
300万点を超えるというから1日ですべて見て回るのは無理だが、
できる限り見て回った。
NY滞在、三日目は、
ニューヨーク芸術大学・名誉教授
クリシュナ・レディ氏の自宅兼スタジオ(アトリエ)に
招待された。
またまた印僑の登場。
しかもアート界の重鎮。
ワクワクしながらクリシュナ・レディ氏宅におじゃました。
クリシュナ・レディ氏は、もう70歳を過ぎ、
奥様と2人で古いマンションの6階に住んでいた。
まずは、ナレンダーがここまでのいきさつを説明。
そして、私のアート論についての説明を聞きたいということになり、
かたことの英語で一生懸命話した。
ここでも、ホログラムズコラージュ技法は、
初めてで、NYでも誰もやってはいないと聞いた。
だがコンセプトを確立して、もっと技法を追及して
いくことをアドバイスされた。
また、アートマーケットについてもいろいろ教えていただいた。
その後もアート談議に花が咲き、
すごく勉強になったと同時に、
アートの世界は厳しく、
絵画で言えば、絵を描くことが世界一うまく描けても、
生きていけないのがこの世界ということを教えてもらった。
極端にいえば、絵を描くことが上手い下手はまったく関係ない
ということだった。
アーティストとしてどうサバイバルしていくか、
生き残る方法も独自に追及しなければならないことも
教わった。
アーティストとして生き残るのは、
選ばれた人間でなければならないとも言っていた。
私は、どうなのだろうか。
あっという間に夕食の時間となり
ママが、私に何が食べたいと聞いてきた。
私がすかさず、ジャパニーズフーズとリクエスト、
ジャパニーズレストランで御馳走していただけることになった。
2カ月以上日本食を口にしていない。
久々の日本食に、
テンションMAX。
さすがNY、日本食のクオリティも最高。
エビのてんぷらが出てきた時は、
嬉しくて涙がちょちょぎれた。
うますぎる!NY最高!
それにしても印僑、恐るべしだ。
NY芸術大学の名誉教授にもなっているとは。
明日からはまた、美術館やギャラリー巡りをして、
最先端のアートを吸収しよう。
特にコンテンポラリーアートをみて学ぶぞ。
今回、クリシュナ・レディ教授に
アートの裏側もこっそり教えてもらい、
私自身、アートに対する考え方が180度変わった。
これが今回のNYに来た最大の収穫だった
つづく
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!