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#25 Teamsを活用したALTと学校・教育委員会の連携

 外国語教育において、ALT(外国語指導助手)と学校の教員、さらに教育委員会が連携して円滑なコミュニケーションと情報共有を行うことは非常に重要です。最近、多くの教育機関がALTと外国語の授業に関する打ち合わせや連絡事項を共有するためにMicrosoft Teamsを活用しています。当校のALTは2つの学校を担当しており、そのために打ち合わせの時間を確保することが難しい状況です。そこで、異なる学校間や教育委員会との連携を実現するために、チームを立ち上げました。
 今回は、異なる学校間や教育委員会とのコラボレーションがもたらす効果やメリットについて紹介いたします。

1 チームの構築とメンバーの参加

 本校のようにALTが2つの学校を兼任する場合、情報の共有とコミュニケーションは困難な課題となりますが、Teamsを利用することで壁を越えた連携が可能となります。そこで、ALT3人と各学校の全職員、さらに教育委員会の外国語担当者や外国語アドバイザーを含めたチームを作成します。これにより、関係者全員が一つのプラットフォームでコラボレーションし、効率的な情報共有が可能となります。

2 学校間の連携と情報共有

 ALTが2つの学校を兼任すると、異なる学校間での連携が必要になります。Teamsを使用することで、学校間でのコミュニケーションや情報共有が容易になります。例えば、教材や教案の共有、授業の進行状況の報告、研修の予定調整などがスムーズに行えます。また、ALTは異なる学校の先生と直接やり取りすることも可能になります。これにより、教育の質を向上させるための協力やアイデアの共有が促進されます。

3 教育委員会との連携強化

 Teamsを活用することで、ALTと教育委員会との連携も効果的に行うことができます。教育委員会の外国語担当者や外国語アドバイザーをチームに招待することで、より広範な視点からのアドバイスやサポートを受けることができます。教育委員会との密接なコミュニケーションにより、外国語教育における政策やガイドラインへの理解が深まり、より効果的な教育プログラムの実現に向けたサポートを受けることができます。
 また、教育委員会の外国語担当者は、ALTが担当する2つの学校において共通の問題や課題を把握することができます。これにより、教育委員会はより具体的かつ適切な支援策を提案することが可能になります。さらに、教育委員会とのチーム連携により、外国語教育の方向性を共有し、連携した取り組みを進めることができます。

4 おわりに

 ALTと教育委員会がTeamsを活用して連携することは、外国語教育において非常に効果的だと感じました。異なる学校間や教育委員会との連携が円滑に行えるため、情報共有やコミュニケーションの効率化を図ることができるようになりました。
 さらに、教育委員会の外国語担当者や外国語アドバイザーとの連携により、政策やガイドラインへの理解が深まり、より適切なサポートを受けることができるようになりました。

 Teamsを活用することで、異なる学校や関係者が一つのプラットフォームで協力し、より効果的な外国語教育を実現するための基盤を築くことができるのではないかと感じています。

 今後も、授業改善や働き方改革に向けて、効果的な活用方法を模索していきたいと考えています。
 子どもたちの深い学びの実現、教員の働き方改革の推進に向けて、ともに頑張りましょう。

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