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エッセイを書きたいのに書けない病

夜になると書きたくなる。

そんな時がある。

でも書けない。

何をどう書いていいのか、わからない。

3行日記でもいい。

今日あったことを、淡々と書けばいいじゃないか。

なのに書けない。

なぜ書けないんだ?

どんな人でも、1日の中で何かを体験したり、何かを考えたりするだろう。

俺だって今日は色々なことがあった。

でも書けない。

どうして?

それはもしかして、読まれることを想定しているからではないだろうか?

俺のエッセイは、きっと誰も読まない。

と思っているが、もしかしたら誰かが読むかもしれない。

読んで共感してくれるかもしれない。

だからうまく書かないといけない。

俺はそう思っているんじゃないか?

いやきっとそうだ。

格好つけているんだ。

スキもフォローもいらないとか言っておきながら、かっこつけている。

格好つけマン、いやカッコマン、略してキッコーマンだ。いやキッコマンか。意味がわからない。

自分でこんなことを考えていると、とても悲しくなる。

誰も俺には期待していない。

いや存在すら知られていない。

誰も読んでくれない確率の方が高いってのに、うまく書こうとしている。

まるでこれは、好きなあの子を視界に入れて気にしていたら、ずっとこっちを見ている気がしたので、キリッとした横顔をつくって、前髪をかき上げて格好つけてみたりして、そして勇気を出してその子を見てみたら、まったく違うところを見ていた。ってぐらい無駄なことだ。例えが長すぎて書いてて自分でもよくわからない。

要するに俺は、自分でも自分のことがよくわからない。

誰にも読まれなくていい。

評価もされなくていい。

ただ書きたいだけなんだ。

そう思っているはずなのに、なんで読まれることを意識しているんだ。

なぜ格好をつける。

でもこうやってくらだらないことを書いていたら、なんだか形になってきた。

気がする。

これがエッセイじゃないのか。

思ったことをありのまま書くのがエッセイ。

自分でもよくわからないけど、きっと読んだ人はわかってくれる。ってそんなことはないかな。よくわからない。

わからないついでに、今日の出来事を書いてみよう。

今日は夕方に美容室に行った。

前髪をカットするためだ。

俺は美意識が高いので、前髪にもこだわる。

まぁ、いつも短くなりすぎて「のび太カット」って言われるけどね。

そんな俺には悩みがある。

前髪をカットするためだけに美容室に行くのは、正直めんどくさい。

でもだからと言って、自分で前髪をカットすると90%、いや92%の確率で失敗する。

とても変な髪型になってしまうんだ。

どんな髪型になるかと言うと、前髪だけが妙に短くなりすぎて「のび太」みたいになるのだ。

って美容室に行っても同じじゃないか。

意味ないじゃないか。

そう思いながらも俺は美容室で失敗したり、自分でカットして失敗したり、何度も同じ過ちを繰り返している。

なんてバカなんだろう。

あれ?

今日はなんでこんなことを書いたのだろうか。

俺はいつもnoteで記事を投稿する度に、なんでこんな変なこと書いたんだろうと後悔する。

俺の人生はいつも失敗続きだ。

でも書くことは楽しいから、それでいいんじゃないかな。

書けない時も、失敗して泣きそうな夜もあるけど、楽しんで生きていけたらいいな。

なんてことを思いながら、今日も夜が更けていく。

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