自分を褒める日記を書く。
鏡を見て自分を褒めると、他人と褒められた時と同じ効果があるそうだ。
人間の脳は、自分の言葉と他人の言葉を判別できない。
だから「たかやんさんカッコイイ」と自分で褒めると、可愛い女の子にカッコイイと言われた時と同じ効果があるのだ。
いや、本当に効果なんてあるのか?
俺の声で褒めて、俺の脳は騙されるのか?
意外と脳は、あほすぎやしないか?
まぁ確かに、俺様はカッコイイ。
黙っていてもモテる。
職場の女性陣の視線が痛すぎて、頭痛になるほどにね。
俺が会話をすれば、面白さのギャップでもっとモテる。
一見軽い男に見られがちだが、家ではこっそりエッセイを書いている。
あほなことばかり言ってるようで、実は読書家だ。
難しい本ばかりを読んでいるから、夢に漢文が出てきてうなされたりしている。
なんて知的な男なんだ。
さらに俺は優しい。
子犬や子供を蹴飛ばしてそうと言われるが、本当は捨て猫を持って帰り、母親にしばかれるほど優しい心の持ち主だ。
俺はいつも心では泣きながら、周りのみんなを笑わせている。
そして何といってもお洒落。
見た目だけでなく心も磨き、男磨きを怠らない。
どんな女性も俺と一緒に歩くことに、誇りを感じるだろう。
こんなことを書いていると、何て自惚れた嫌な奴なんだろうと思われるだろうが、本当のことなんだから仕方がない。
もっと言えば褒める日記なのだから、これでいいのだ。
いや、本当にいいのか?
これは嘘日記ではないのか?
だが自分で書いていて、何だかテンションが上がってきた。
本当のことのような気がしてきた。
俺には自分に嘘をつく能力がある。
これは詐欺師ですら得ることができない能力だ。
本当の俺は、洞窟で孤独に寂しく過ごして生活している。
休日に発する言葉は、スーパーで「袋ください」と言うぐらいだ。
noteでも誰とも絡まず、孤独にエッセイを書いているが、それで構わない。
自分を褒める。
自分を応援する。
自分を嫌いになったら、孤独な俺にはもはや救いはない。
自分を見放したら、自分自身が可哀想だ。
だから自分を褒めて褒めて褒めてあげたい。
変人でもいい。
人と違っていてもいい。
失敗もするし間違いも犯す。
逃げたりズルしたり、言い訳したり、遅刻の理由は全部今まで嘘だ。
頭が悪すぎて、映画やアニメは2回以上観ないと意味がわからない。
人の名前が覚えられない。
メガネをかけたまま顔を洗うし、目薬も差す。
そんな俺でも良いところはきっとある。
褒める日記を書くことは、本当の自分を発見する旅でもあるんだ。
知らんけど。
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