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エンジニアじゃない"まかない担当"がアジャイルについて書いてみた -Relive-

こんにちは。
ユアマイスター事業部長 兼 まかない担当の高山です。
今日はエンジニアブログに出張版でお送りします。

どうぞお付き合いくださいませ。

スクラムとかアジャイルとか、そんな言葉を初めて聞いたのは、
楽天を退職する寸前の今から2年ちょっと前でした。 

そんな僕のことを簡単に説明すると、今から15年前くらいに、
新卒でリクルートに入社してタウンワーク事業部で営業をしてました。

フリーペーパーの広告営業がメインワーク。
途中でタウンワークモバイル版とか
ネットで展開するサービスも売りはしたのですが、
はっきり言ってプログラミングって言葉の意味もよくわからない。

社内で使ってる原稿を作るシステム、お金を下ろすATM、
パソコンでたまに見るYahoo !ニュースもすべて同じ。

なんかそういうことに詳しい人がパソコンでパチパチキーボードを叩いて
画面に映画で見たマトリックスの緑の文字が流れて作られるもの。
そんな感じでしか理解できてませんでした。

「エンジニアはドラえもん」

これがこのころの僕の正直な感覚です。

そんな僕も楽天に転職するのですが
それでも営業職なもので
まだまだドラえもん認識のまま進んでいくわけです。

やっと今から5年前くらいに
ドラえもんと一緒に仕事をする機会に出会った感じです。


スクラムとかアジャイルとかの話に戻すと
僕が楽天を退職する1ヶ月前に社内のプロジェクトに駆り出されまして、
前例もないプロジェクトだったためやり方もわからないし、
どこに何の承認を取ればいいかもカオスな状態でした。

そのプロジェクトに少し変わった風貌の方が参加してから
プロジェクトは劇的に進行し始めました。
その変わった風貌の方こそ、
アジャイルコーチの川口さんでした。

僕のアジャイルとの出会い方は
エンジニアの仕事の中で良いとされてるものが
プログラミング言語ではなく、
日本語を使って行なっているプロジェクトで
その力を発揮しているのを見たという出会いでした。

そしてそれは、ドラえもんの道具なしで
今すでに自分の持っている力で、 問題を解決できると信じることができました。

そんな僕が、ユアマイスターの2年間、
エンジニアとともにサービスに向き合い、
自分の言葉でアジャイルについての理解を日本語にしたものがこれです。


アジャイルは、チームの目的を、みんなが理解して納得し、最優先する

アジャイルは、最小限で最短距離を走ることを最大限繰り返す

アジャイルは、仲間の強みをお互いに知り、お互いに要求しあう関係

アジャイルは、使ってくれる人を想像し愛のあるプロダクトがすべて


自分の2年間で感じたものを思いのままに書きました。
また随時感じたままに進化させていきます。 


僕が今働いているユアマイスターは
代表と僕、二人で始まったチームです。
このご時世にして、二人ともエンジニアでもデザイナーでもない奇跡的なチームです。
今思い返すとほんの少しだけゾッとします。

今、エンジニアはインターンを含めると8名。
スタートから半年後にJOINしてくれた心強い開発責任者もいて
毎日いいサービスを作ることに必死で頑張ってます。

ユアマイスターがスタートしてからも
アジャイルコーチの川口さんと
お話しする機会をいただけてることもあり
一人一人のピュアなエンジニアが
サービスやお客さんに向き合ってくれる人であるおかげで
チームはアジャイルな(使い方あってるか不安)毎日を過ごしてます。

僕はそれをもっともっと実現していけるよう精一杯走りたいと思ってます。


ここからはおまけです。
エンジニアの人がよく使う言葉で少し苦手な言葉が一つだけあります。

それは
「ビジネスサイド・開発サイド」
チームを2つに分けてしまう言葉です。

スクラムがラグビーの言葉からきてるのかの確証も持たぬまま言いますが
ラグビーは試合終了を「ノーサイド」と表現するように、
同じチームは絶対2つのサイドに分けてはいけない気がします。

おそらく僕みたいに何にもわかってないやつが、
自分の常識だけであーだのこーだの言って
「どうせわかってもらえない」という固定概念がサイドを分けたのだと思います。
「ーサイド」という言葉は、アジャイルな状況が生まれにくい要素の一つだなと思うんです。


そして、ここからはユアマイスターのエンジニアメンバーに言いたいこと。
自分しかこれはできないというプライドをちゃんと持つこと。
これは絶対に必要なこと。

そして
「どうせわかってもらえない」
「チームメイトもそれぞれその人にしかできないことを持ってる」
この大きな分かれ道を正しく進むこと。

そこから先もまだまだ
要求し合う関係を作り続けるチャレンジが、
僕たちを待っています。

いかんせん営業とか企画とかマーケとかなんちゃらは、
言語が日本語なので伝わりやすいけど
あなたが作ったそのプロダクトが確実にたくさんの人を喜ばせていることを
僕たちはみんな知っています。

僕は、絶対エンジニアの言ってることにしっかり向き合います。
がっぷり四つで、納得いくまでとことんやる。

だから、うちのチームはもっとエンジニア個々人が
主張する、さらけ出す、深く考える、泣く、喚く、踊る、
なんでもいいからいろんな動詞的なことをいっぱいしたらいいと思う。
これは「ビジネスサイド」っていう人が言ってる発想なのかな。

僕がサービスを作るという仕事をしてからまだ日は浅いけど
ずっと感じてきたことは
僕が言っても「どうせエンジニアじゃないからわかんないだろ」って思われている。
そんなビジネスサイドの寂しさや怖さみたいなものでした。
隠さずいうと、今でもそれは、もちろんあります。

その寂しさや怖さを無視することなく、
それがあることを知り、
そして向き合っていくことを決めています。

プログラミングはbrしかわからないし、(brはプログラミングなのか?)
プログラミングについてもあんまわかってない人間だけど、
エンジニアといいチームを作れる人にきっとなれると自分のことを信じてます。

僕の得意な仕事は、チームの境をなくし、
目的を大きい声で叫ぶことです。


I will make No Border!


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高山武佐士
ユアマイスター株式会社 取締役事業部長 兼 まかない担当

得意料理はクリームパスタ。例え話が好きなので、どっちが例えかわからなくなり脱線することがよくある。一般の会社で働く際に、隣の隣の隣の島から「うるさい」とクレームをいただく体験多数。「俺たちこんなもんじゃないでしょ!」が最近の口癖。

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