2024年6月1日、高山京子第一詩集『Reborn』いよいよ発売!

私の第一詩集『Reborn』が、いよいよ今週末の6月1日、発売になります。詳しくはこちら。

詩集 Reborn (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) | 高山 京子 |本 | 通販 | Amazon

詩を書き始めて約5年と、まだまだ修行中の身ではありますが、これ一冊の中に高山京子のすべてが詰まっている、と言えるだけのものにはなりました。きょうはそのなかからいくつかの詩のほんの一部分をご紹介したいと思います。

わたしという
いのちの欠片
あなたという
いのちの破片
混じりあっては空から降り積もる
絶え間なく降ってくる
雨も雪も霙も霰も雹も
すべてすべて
ほんとうはみんなのいのちと涙
だから思いきり
泣くがいい
叫ぶがいい
吠えるがいい
そしてみんなすべて砕け散って
最後に美しく降り積もればいい (「ねがい」より)

誰も教えてくれなかった
なぜ自ら死んではいけないのかを
なぜ人を殺してはいけないのかを
死なないで
いなくならないで
さみしいからやめて
そんなのだめに決まってるじゃん
悲しむ人がいるよ
安っぽい情緒に訴えてくる
思考停止、知性のなさ、上っ面だけの優しさ
そういう言葉を僕は最も軽蔑する
だから僕は死ぬまで考える (「考えろ」より)

溶けあってひとつになりたい
現実にはありえないかもしれないけれど
僕らはやっぱりそれを願ってしまう
僕はひとつになることを
いつしかあきらめてしまった人間だった
だけど君はひとつになれると信じて
無限の愛を注いでくれる
堕ちて行く二つの魂は
いつも震えながら泣いている (「LOVER SOUL」より)

この、いびつな、拙い、質素な詩集が、どうかひとりでも多くの方の心に届きますように。
そう、毎日、祈っています。

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