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【FX】無駄な時間足は閉じよう。唯一意味がある時間足とは?

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【 質問 】
すべての時間足に意味があるだろうか?
それとも意味の無い時間足もあるのだろうか?

この単純な問いに対して揺るぎない根拠と自信を持って自分の中に明確な答えを持っている人がどれ程いるでしょうか。意味があるのか無いのか、

 「 今回は私の解答を提示します。 」


◆ 考えてみるべき事を整理 ◆



チャート上に様々な時間足を表示する事が出来る。1分足、5分足、15分足、30分足、60分足、2時間足、4時間足、、、、。利用するプラットフォームによって表示出来る足・出来ない足もあると思いますが基本的非常に多くの選択肢が提供されている。

チャートは時間、時間の方向、値によって出来ています。これ以上でもこれ以外でもありません。チャートに持ち込まれた時間はチャート内だけに適用された特殊な時間なのでしょうか?そんな事はないでしょう。私達が普段用いている「時間」であるはずです。

時間の構造について考えてみましょう。まず秒があり、次に60秒を1分とし、60分を1時間とし、24時間を1日とし、7日間を1週間とし、平均して30.4日を1ヵ月とし、12ヵ月を1年としています。秒・分・時・週・月・年これ以外でも以上でもありません。

ここで一度考えましょう。5分・15分・30分・4時間等の時間足は果たしてこの「時間」の中で意味のある単位でしょうか?

時間の構造の中に5分という枠はありません。15分、30分、4時間、8時間…ありません。それらは「恣意的」に切り出された時間足に過ぎません。恣意的、つまり主観的。自分が見たい物を見たいように見ているに過ぎません。

すべての時間足に意味があるでしょうか?

現時点でこの質問に何の疑いもなくYESと答えられる方がいらっしゃればこれ以上私の投稿を読む必要はありません。私からその方に伝えられる事は何もない事でしょう。私から言える事はトレーダーに必要な唯一の資質があるとすればそれは論理的思考能力だという事です。

話を戻しましょう。時間の構造に対して「自然」に考えるのなら意味がある時間足については現時点で1秒・1分・1時間・1日・1週・1年に絞る事が妥当と言えるでしょう。ではこの6つの時間枠すべてに意味があるのでしょうか?



まず結論から言いますと意味のある時間足はたった1つです。

それは日足を指します。

ここでいう「意味のある」について補足しておきます。この意味とはすべての値動きの基準となるのが日足が生成する値動きであるという事です。後述しますが私はこの結論について99.9%の自信を持っています。



深く考えた事のない人々がすべての時間足に意味があると思ってしまう気持ちはわかります。チャートは一見すればフラクタル構造であり、時間軸という概念を取り払えばすべて同じように見えるかもしれません。しかしすべての値動きの唯一の基準として機能している時間足は日足だけです。

補足:
厳密に言えばチャートのすべての値は座標で表す事が出来、その座標を記す上で秒も分も時も日も週も月も年もその「単位」については意味があります。計算等を行う際等についてはそれら単位無には成り立たないでしょう。今回ここでいう日足のみが持つ意味とは値動きの「基準」を成している枠・時間足という意味であり、それは日足のみであるという事です。

ではなぜ日足のみが機能しているのでしょうか?この問いには究極的には答える事が出来ません。なぜか?それは例えば特定の現象からそこにある物理法則を発見する事は出来てもなぜその物理法則がこの世界に存在するのかについては誰も知る事が出来ないのと同じだからです。

そうであるならばなぜ私は日足のみが値動きの基準として機能していると言えるのか。どの足の時間足に意味があるのかについては大きく分けて3つのステップによって調べる必要がありました。


▽ 高山の場合 ▽

1つめのステップでは先述した時間の構造に対して素直に解釈を求める事によって秒・分・時・日・週・月・年まで絞る事が出来るでしょう。

2つ目のステップでは連続性について考える必要があります。例えば1秒を60個つなげれば1分を作る事が出来ます。1分を60個つなげれば1時間を作る事が出来ます。1時間を24個つなげていけば1日を作る事が出来ます。1日を7個つなげていけば1週間を作る事が出来ます。問題は次です。一週間をつなげて1ヵ月を作るには平均4.3個。週で月を作る場合それがどの月であったとしても週を「月」前の最終単位に持ってくると端数が生まれます。

しかしもし時間の最終単位を日足に設定した場合で考えるとどうでしょうか?それが週であっても月であっても端数を出さずに連続性の中で形成出来ます。年も同様に。この問題に疑問を感じない方もいるかもしれません。

しかし私は指導している次点トレード理論とは別に計算による予測トレード(過去の投稿・ツイートを参照)も行っており、この予測に際して連続性が美しく担保されてないモデルを前提にするというのは非常に違和感を感じるのです。何にせよ疑問に感じたならば検証しなければならない。ですから私は二つ目にこの問題について言及しました。

ただこの2STEP目まではあくまで仮説の的を絞るための想像に過ぎません。想像の域から出るにはより具体的なゴールとそのゴールに対する再現性が完全に担保された検証可能な手段が必要になります。

では3STEP目でやる事はそれでは何か?それは日足がすべての基準で無ければ起こり得ない現象・結果について検証する必要があります。尚且つ同じアプローチを他の時間足に対して行っても同様の結果が得られない事を確認する必要がある。

この検証の答えがポジティブな物である場合、日足がすべての基準として機能しているという仮説を強く後押しする事が出来ます。そして結果はと言えば今回述べて来た通りです。


ではSTEP3をどのように調べたのか?これについては生徒さん以外には詳しく説明は出来ません。私は生徒さん達とそれ以外の方に開示する情報について明確に線引きしています。ただ私の過去の投稿や過去のツイートを見れば断片的にはどのようにして検証したのかわかる方もおられるかもしれません。(その方法を再現する事は不可能でもイメージ程度であれば)

何にせよその方法について知らなくても日足がすべての基準であるとしたこの私の答えはあなたにとって無意味とも言えないでしょう。多くの時間足に目を配る必要無く、検証対象や仮説を向ける時間足の対象をとりあえずは1つに絞る事が出来るのだから。

ただし今回のこの話をあなたが鵜呑みにする必要はありません。私は基本的に受講生の方々を除いて無料記事上等で情報が正しく伝わるかどうか又はどう考えどう受け取るか否かは読み手次第と考えています。むしろそうあるべきでしょう。

誰かがこう言っていたからそうなんだでは意味がない。ですが今回この提示した回答について考える時間やそれを調べる術等について機会を作って欲しいのです。

なぜならどの時間足が重要であるのか、基準とおくのかという問題はいずれにせよトレードを行う上で解決しなければならない問題なのだから考えられる可能性の1つについて何もしないという事があったとしたらそれは取り組む姿勢としてあまりに怠慢でしょう。

理論や手法の考案はまず仮説を立てる事から始まります。仮説は仮のゴールです。そのゴールから逆向きに道を描きスタート地点の今に至る道を描きます。

その書いた道に矛盾が無いかどうか膨大な数のトライ&エラーを繰り返します。エラーが出ればそれは失敗ではなく検証すべき膨大な可能性の一つに対してこれ以上検証の必要が無くなったという「解答」を得る事が出来ます。

そして最終的に自分の求めた仮説が完全否定されるか或いは証明されるかの段階まで到達できた時、一つの仮説についての検証が終わります。

受講予定の生徒さん、受講中の生徒さんは2限目・3限目で展開チャートについての解説時になぜ日足であるのかについて、又下位時間足にはそれでは何を見るべきなのか?その理由等についてしっかり説明して行きますのでご心配なく。

◆ この投稿の最後に ◆


我々観測者が陥るもっとも単純で質(タチ)の悪い落とし穴があります。それは「主観」です。よく考えて頂きたいのですが我々の「主観」等、チャート側からしたら知った事ではないでしょう。ですからチャート上で何かを考える時、何かを組み立てる時、何かを取り出そうとする時その主観の「主」はチャート側を想定していなければなりません。我々がどうするかどうしたいかどう見るかどう見たいかではなく、チャート側にとってどうあるべきか又はどう考える事が理屈が通り矛盾が最もなく美しいだろうか、という視点。

投資手法・理論という物の多く、ほぼすべてに近しい割合でそれらは非常に主観的な物である事を本当はみなさん気づいているはずです。しかしそれについて考えない・見て見ぬふりをしている。

理論やルールを考案する際には「作る」というよりも「見つける」という方が正しいアプローチと考えます。この現象を説明するためにはルールはこうある事が自然だと考えられる、といったような。

金銭的な余裕がなく誰かに学ぶ機会を得られない、又は自分で考案する事に楽しみを感じている方等理由はそれぞれでしょうが自力で理論構築に挑まれる方はその作業に際しては今お話しさせて頂いた事を頭の隅に置いて(出来れば真正面に置いて)おいて頂ければと思います。

高 山

◆ 連絡 ◆

受講応募メールに情報の不備が目立ちます。必要を事項はしっかりと確認願います。又、私が提供している理論をまったく把握してない方や動機の不明瞭な方の受講はお断りしております。マンツーマンですから限られた人数に対して指導しています。故に私も一カ月見させて頂く以上誰でも良い訳ではありません。記載した応募条件の他に、最低限私の主張や理論の特性について自分なりの解釈と同意そして熱量を持って応募頂くようお願い致します。

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