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【自治体SNS】武器を作ってポジションをとろう!

どうも!愛媛県東温市の元広報担当、小出です。

今回は「武器を作ってポジションをとろう!」というテーマでお伝えします。


内容とまったく関係ないヤギに向かう息子の写真




初めて自治体広報担当に異動した6年前。

もっと若い世代に東温市を知ってもらいたい!
広報誌に載らない写真がたくさんある!

と取材しながら感じていました。

これをクリアする最適なツールはSNSだ!

ということで、まずは若年層に支持のあったSNSであるInstagramのフォロワーをあげようと、本格運用を始めました。


武器を作ってポジションを

運用するには、なにか武器がないと埋もれちゃうなということで、


ストーリーの標準機能だけで凝ったストーリーをあげる自治体アカウント

の椅子を確立させようと担当2人で決めました。


ストーリー機能は通常の投稿(ポスト)とは違って、24時間で消えてしまう画面の上部に出てくる投稿のことです。よりタイムリーな投稿や、通常の投稿にはないスタンプ機能があります。


標準機能だけで凝るとはどういうことか、作例でご紹介していきます。

左が初めてのストーリー投稿。
観月祭という、花火大会のイベント告知ストーリー
花火は●と▼を組み合わせて表現しています。

(初めてなので同僚は制作に2時間かかった)

右は商店街の朝市に来ていたお客様を撮影して、街角スナップ風雑誌をイメージ。
すぐ投稿できるのがInstagramストーリーの強みですね。

ほかにも右のようなお店を紹介する投稿もあります。
クリームソーダを、大きさを変えた●で表現。写真も単焦点レンズを使って爽やかに。

右は市民運動会での一コマを、広報の表紙風に。市民の皆さんが多く集まる場所で即興で制作するから、すぐ口コミが回って、「私のも作って〜!」と嬉しい反応が◎



こちらは部活動(バスケ部)のインタビューを交えて、制作。卒業記念となり親御さんからも喜ばれました。

右は成人式の実行委員会の集合写真。Instagramストーリーは音楽を入れることもできます。気持ちも高ぶってシビックプライド情勢に効果あり


投稿のルール


さて、担当者2人で運営するにあたって、ルールを決めました。それがこちら。


取材したあと出来るだけタイムリーにストーリーに投稿していました。

ポストの投稿時間は
インスタグラムの閲覧が増える朝6〜8時、昼12時、夕方16時、夜8時〜10時の4回を狙うことなどです。一日最大4投稿したこともあります。

ちなみに年間の投稿数を数えると
Instagram(ストーリー)…1,420投稿
Instagram(ポスト)…270投稿 くらいでした。

そしてやっぱり楽しそうな人の雰囲気をメインに出すこと。

投稿ではハッシュタグ、ストーリーではスタンプも効果的に使い分けていました。

そんなことをつづけていると、
・大学卒業論文の優良事例として東温市のSNS運用を取材したいと連絡があった(2論文)
・広報紙とSNSを連動している自治体として新聞社のオンライン記事に掲載してくれました
・「東温市の広報使えるじゃん」と東温市案内のTV取材3回受けました

波及効果もあったと感じました。


作業のルーティン化

次に継続投稿するための自分なりのポイントをお話します。それは作業をルーティン化することです。




東温市では、
①取材いく
②Instagramアップ
③note、Youtubeアップ
④ Twitter、Pinterestアップ
⑤各ツールのインサイト機能などで効果測定
※最初に戻って繰り返し
これをずっと続けています。ルーティンにした方が次の作業を考えられるし、取材の時に役立ちます。「縦画角で写真とっておけば良かった・・」という後悔がなくなります。



さらに、一つ武器を持っていると、次の展開がしやすくなります。

例えばストーリーを作る過程をタイムラプス動画でリールにして見てもらう工夫をしました。

これはぜひ愛媛県東温市のInstagramアカウントでご覧ください。



ほかにもリール動画を合わせてPinterestでもシェアしたり、Instagramのストーリーの使い方をnoteで文字化してシェアしたりしました。

これの狙いは、noteのビュー数稼ぎと、地元で真似してくれる人が増えたらそれだけで広報になるかなーというものでした。


終わり

いかがだったでしょうか?

毎日の投稿ネタで悩むこともありますが、なにか一つ武器をもっておくことが、いざという時の道標になったりします。

せひお試しください。ではまた。

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