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テクニックだけでは意味がない

そういえばこれまで、SNS運用のペルソナ設定とか効率化ツールとか、いわゆるテクニックの部分ばかり書いていました。

今回は、自治体広報のマインドセットに近い「この時間は絶対に削れないよね」っていうお話しです。

サムネ画像は、北海道猿払の新家さんのお写真です。すげぇリフレクション。

自治体がSNSを運用しはじめるようになって早10年くらいたつんでしょうか。巷では、いろんなアカウントでいろんな投稿がされています。

自治体情報全般を投稿する、網羅型アカウント
移住情報や観光情報を投稿する特化型アカウント
行政情報や災害情報を投稿するお知らせ型アカウント

なんかがあります。(自分調べ)

アカウントの種別に違いはあれど、全ての運用担当者が一番気にしているのが「どれだけ見られたか」ですよね。

ここでは見る=伝える?伝わる?という問題提起は一旦置いときます。

そこを気にしない運用担当者はいないはず。

じゃどうやったら投稿を見てくれるかって考えたときに、「ペルソナを設定しましょう!」とか「分析ツールを導入しましょう!」とか色々情報が出ているんですね。

SNSが世の中に登場して、自治体が利用するようになってもう10年。多くの先駆者たちが多くのテクニックを使って日夜投稿しています。

テクニックは普段から勉強して身に付けておくんですが、逆に言うと、これって誰でも調べれば分かるし、できちゃうんですよね。

ここで大事なのが、「投稿を見てくれる人」と日頃からコミュニケーションをとっておくってことなんです。

これどういうことかというと、「投稿を見てくれる人」は「投稿を見てくれる人」なんです。

いや当たり前だろ何言ってんだコイツと言われそうですが、投稿を見ない人には、投稿は見られないんですね。

なので、日頃からあなたのアカウントの投稿を見る人とコミュニケーションを取っておかないといけない。

そうじゃないと、もしかしたらちょいと前はこうだったけど、今はこうだよねみたいなズレが生まれちゃうかも知れません。

ほかにも、どんな情報がほしいのか、どんな情報だと見たくなるのか、自分の中でアップデートしておく必要があります。

つまり、自治体SNSの投稿をターゲットに届けるためには、テクニックだけでは足りないんです。

各SNSツールに応じた最適な投稿時間の設定

最適サイズのテンプレート

効率化できるツールの活用

こういったテクニックはどこにでも情報が出ていますが、投稿をちゃんと見られるためには、事前の準備が必要なんです。

投稿を見られるためには、投稿を見る人=見る文化と日頃からコミュニケーションをとっておかないといけない。

テクニックはいつでも真似できるのですが、人(市民)と会う時間をしっかり確保しておかないと、なかなか投稿って見られないですし、結局は人と人との関係性の上でなりたってるよなぁというお話でした。

このマインドは広報誌面を作る時は結構大事にされているんですが、SNS運用でも同じだよなと思うんです。

自治体の事務作業を効率化する理由は、人と会う時間を作るためでもあると解釈しています。

ということで最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた。

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