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あなたの話はなぜ伝わらないのか

こんばんは、高槻トーストマスターズクラブ広報担当石井です。
今回の話題は「あなたの話はなぜ伝わらないのか」です。
正確に言うと、「なぜ私の話は伝わらなかったのか」になります。

先週、私は「三つの誓い」というタイトルでスピーチをしました。
私は、人前で何度もスピーチをしていて、上手くなっていたつもりでしたが、論評者の評価はあまり芳しいものではありませんでした。
自省の念も込めて皆さんに共有します。

「三つの誓い」というスピーチは、私が会社を退職して、新たに会社を立ち上げた時に掲げた誓いについてお話するために作ったものです。
ところが私のスピーチは、序論から、
「先日、○○さんが『人を魅了するスピーチの作り方』についてお話されました。その内容を簡単にお話すると、人の人生は山あり谷ありですが、スピーチのネタを作るには、人生が上り調子のときの話ではなく、下り坂の時の話の方が人に聴いてもらいやすいとのことでした。結局、人の不幸は蜜の味ということなんでしょうね。」
と「三つの誓い」とはあまり関係のない話から始めてしまい、
後から、「この部分は要らないんじゃない?」と指摘されてしまいました。

本論では、自分の「三つの誓い」の説明をして、

結論では、
「近い将来、この誓いを守り、事業で成功してニコニコしているか、あるいは、この誓いを破って失敗しているかは神のみぞ知るところです。将来、事業に失敗して、スピーチのネタができてよかったとだけは、決して言いたくないなと思っております。」
と結びました。
これに関しても、「結論が弱いのでは?」と鋭い指摘が入りました。

何回もスピーチを作っていても、なかなか直らないのが、この不必要な情報を盛り込んで、ストーリーがボケてしまうところです。
指摘されてしまえば、確かにその通りなのですが、5分から7分という決められた時間に話を伸ばそうとして原稿を作るとついつい要らない情報を入れてしましがちです。

この問題に対してどのように対処すればいいのか?
それは、今回のタイトル「三つの誓い」にもっとフォーカスして、話を深掘りする必要があったのだと感じています。
深掘りするとなると、自分の過去の失敗談など、言いたくない情報まで盛り込まないといけないかもしれませんが、(聴く相手にもよりますが)本音で話す時は、それくらい必要かもしれません。

「あなたの話はなぜ伝わらないのか」
おそらく、必要な情報を深掘りせず、要らない情報を載せすぎているのではないかと自分のスピーチを振り返って思った次第です。

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