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私が自粛期間中に気づいたこと

気づいたら5月5日が最後の更新になっていた。

あっという間に時間は過ぎていく。みなさん、お元気でしたか?

プロフィールで「自己顕示欲の化身」と名乗っておきながら、この体たらくっぷり。これからもっと自己顕示欲をむき出しにしていかないといけないと反省した。

閑話休題。

緊急事態宣言で外出自粛が要請されている中、世の中は「この困難をみんなで乗り越えよう!」のキャンペーンが開催されていた。

「いつか、いつもの日常を取り戻せる時が必ず来る。だから、今はみんなで心を1つにして頑張りましょう」

というのを芸能人、アーティスト、スポーツ選手、Youtuber…など、各分野の人たちがテレビやネットを通じて呼びかけていた。

私はこの手の呼びかけが苦手だ。「みんなで心を1つに」とか「みんなで一緒に乗り越えよう」とか「絆を大事にしよう」とか、そういうやつ。

頑張ろうニッポン、って何?

だいたい、気持ちが落ちている人に対して「頑張ろう」は禁句だし、そもそも「頑張ろう」という言葉に重みを少しも感じない。とりあえずそういっておけばいいだろ、という表面的なものを感じてしまう。

そう思うのは、私が捻くれているからだろうか?

その他にテレビのニュースなんかでは

「あの有名人が、おうち時間を楽しんでもらおうとYouTubeに動画を〜」

とか

「こんな時だからこそ、おうちで楽しむ○○の方法を〜」

などがよく取り上げられていた。

その度に、家にいることがツラいことのように言われている気がした。

なんだか、自宅に籠もること、インドアな毎日がツラいみたいな、そんな雰囲気に少し違和感を覚えた。

世の中の人たちがみんなアウトドア派だと思うなよ。

そんな中、私はというと、この「外出自粛」の生活はそこまで悪くないどころか、なかなか快適だった。

これだけインドア派に肩入れしておいてから言うのも変だが、コロナが流行する前は、週末はいつも外出をしていた。だけど、今回のコロナ流行で「不要不急の外出を止めろ」と言われて外出を控えるようになってからは、気持ちが楽になったのだ。

というのも、週末の私は「せっかくの休日だし、外へ出なくては」と半ば強迫観念に近い形で外出していた。外に出たいから出るのではなく、外に出ないといけいない気がするから出る。

そんな調子で何も考えずに家を出るものだから、いざ最寄り駅について東京方面の電車に乗っても、どこで何をしようか悩んでいた。

カフェで読書しようと思っても、どこも混雑していて落ち着いて読書どころではない。

ショッピングでもしようと思っても買いたいものもお金もないからショッピングもしない。

結局、何がしたいのかを具体的に決められぬまま、当てもなく都内をフラフラし、気づいたら1日が終わる。そんな週末が主だった。

しかし、今回の「外出自粛要請」のおかげで、この「外出しなきゃだけど何しよう」の悩みが無くなった。休日に過ごす場所の選択肢が「自宅」のみになったおかげで、迷うことがなくなったのだ。

自由を制限されることで、楽になれた。

この感じは例えるなら、真っ白な画用紙を渡された後に「好きな絵を描いていいよ」と言われか「花の絵を描きなさい」と言われかの違いに似ている。前者だと何を描いていいのか分からずに悩んでしまうが、後者だとそこまで悩まずに手を動かせる。

迷うことはストレスである。そして、迷うことによって時間を無為に過ごしてしまい、ますますストレスは増大する。回る、回るよ、負のループは、回る、苦しみ悲しみ繰り返し…

それに家に引きこもっている訳だから、昼食も家で済ませることができ、食費も節約できた。自粛前の週末は日頃のストレスを発散させるかのように、平日よりも少し値段が高めの外食をしがちだったからだ。

だから、今回の「外出自粛要請」は私にとって気持ちを軽くさせてくれた。

もちろん、コロナによって多くの人が苦しんでいるから、決して「コロナのおかげで」とかそういうことは全く思っていないことは断っておく。

では、この自粛期間中、私は何をしていたのか。

それはまた別のところで。

ちなみのちなみに、ここ最近、私の中で万年筆ブームがきている。

最近、プラチナ社のPROCYONという万年筆を購入した。

ターコイズブルーの万年筆。

私の性癖にドストライクである。

うぇい。

そして今日の記事も万年筆で下書きを書き、それをパソコンに起こしている。

とはいえ、実際にできあがった記事は、下書きとはほとんど異なっている。本当は自粛期間中にしたことを下書きに書いたのだけれども。今日書けなかったのはまた別のところに書く。

それにしても、万年筆、いいね👍

使っているだけで知的な気持ちになれる。知的な気持ちになれると、言葉がスラスラ出てきて、文章もスラスラ出てくる。

しばらく、これでやってみよう。

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