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スポーツビジネスに「スクール」は必要か?

スポーツビジネスのスクールは本当に必要かどうかについて私なりの経験則での意見をまとめたいと思います。私自身は学生起業で、他の他業界の企業に勤めたことはなく、スポーツビジネススクールに通ったこともなく、大学も社会科学部でセミナーとかにも参加したことはありません。

スポーツビジネスで言うと、1万人規模のイベントの主催、スポンサーする側(アクティベーション)、スポンサー獲得側(数十万〜数千万規模)、チームの株式取得の仲介、選手のマネジメント、スポーツトレーナースクール、スポーツジムの立ち上げと運営、コンサル、toC向けのwebサービスやアプリ開発、DtoC、などなど色々やりました。もちろん成功も失敗も沢山してきましたが、やってみるに関しては大分やってきたつもりです。

個人のビジネスマンキャリアではなくスタートアップを志す起業家としての感覚なのであくまで個人的に思うところを話します。

スポーツビジネスの学校は不要

先ず学校法人としては全く必要ないと言うのが持論です。学校のシステムが最適化されていないので、スポーツビジネスを学ぶために大学や専門学校に行くのは時間とお金の無駄(非効率)だと断言します。

もちろん学問として、サイエンスとして研究という観点で学ぶなら大学等は有効だと思います。学校は環境やリソースもあるので国内外と自分が求める環境があり、使いこなす自信があるのなら行くべきかと思います。ほとんどがイメージできず何となくか、ある1つの何かが欲しいと言って無駄な投資にならないことを祈ります。

ビジネスプレイヤー、現場の観点から言うと結論、意味ないと思います。スポーツ業界に特化した採用も弊社でやっているので、チーム・企業の「求められる人物像」「需要のある人材」が学術的な要素がほぼ皆無だからです。学歴が不要かどうかと言う低次元の話ではなく、実用的なスキルを持っているか、経験値のあるキャリアを歩んでいるか、その両方が必要です。

では民間のスクールと言う形式はどうなのかと言う点で話すと前にツイートでも言及しましたが、スクールの内容と受ける人にもよるのですが、結局スクール型は最適ではないと思います。

資格職ではない領域または分野においてスクール型が向いてなく、スタートライン(現時点のレベル)からそのスクールに通うことでのゴール(到達点のレベル)の両方において測りにくいし、バラバラなのが問題です。

佐藤さんのこちらのnoteも参考になるので是非みて頂ければと思います。

やる側の想いや目的、受ける側のスタンスもあるのでスクール自体は批判はしませんが、やる側にも受ける側にも、そこまでのメリットはないと思うのが私の意見です。

受ける側に関して、なぜそう思うのかは、スポーツビジネスについて何も知らないのであれば、検索し、本を読めば基本的な知識は知れて、SNSで発進している人をフォローし情報集取して、サロンや交流会で現場で働く人の話を数名聞きに行くことで温度感を知る。これなら2~3万くらいでできます。

これをより深くやるもしくは早くできる?のがスクールなだけです。これまでの参加者の声を聞いたところ、中身も具体例を自分のチームやその人の経験則で話すだけですので、聞いて「なるほど」で終わるのがほとんどです。スポーツビジネスを今現在している人がその話(具体的なアクション)を聞いて参考にして自分で動くなら話は別です。

次のステップとして、人脈ですが、これは交流会で知ってる程度の関係値なら、Twitterをフォローしておけばいいし、あなたが何者かで何をしていて、相手に価値を提供できて、それを具体化しないと繋がる意味はあまりありません。

スポーツビジネスはスポーツと一緒 「やってみろ」

私がスクールに30万とか、数十万単位のお金を払うくらいなら、実際に自分のやりたいことを実際にしている人のアシスタントでもいいからその仕事をやってみるのがいいと思います。それが最初は有料だったとしても。

あなたのやりたい仕事が上のカテゴリーの仕事だったとして、今すぐできる仕事(行動)が想像できないことが問題です。

わかりやすく言うと、あなたはサッカー選手としてレアル・マドリードでプレーしたいけど、それができない。でも今すぐ都リーグで草サッカーやるなら行動すれば誰でもできます。そこで実績を積んでプレー動画を発信したりすることでステップアップします。先ずはやってみて、そこであなたの実力が都3部なのかスペイン1部なのかを知ることができます。

ビジネスとサッカー競技の大きな違いの一つはあなた自身が競技のルールや戦術を理解できておらず、自分の実力を把握できてないことです。サッカーなら自分のレベルを把握しやすく数値化、相対評価もできます。当然、全く一緒ではないですが根本は同じ原理だと言えます。

ビジネスの例で言えば、もしチームのフロントスタッフとして働きたいのなら、スポンサーセールスで自分が提案できる企業リストがどれくらいあって、その中に決算者はどのくらいいて、具体的な提案はどれくらいあるのか、その資料を作ってみて企業とチームの両方に提案してみて結果どうなるのか、実績を積みながら自分の活動や考えをSNSで発信する。

これをやればいいけど、できない。それはどうしていいかわからないのではんく、単純にできない。だからスクールで教えようとする側もスクールを始め、その数も増えるのではないかと思っています。結局ピッチでもビジネスでもクリエイティブな発想があって実行できる選手、ビシネスマンが通用する世界です。きっちり役割、仕事をこなす人は一定数求められます。

スクールに通うのは「サッカーチームでサッカーを習う」のとは違います。「サッカー教材をみて学ぶ」のと同じです。後者で成長するイメージが持てませんよね。もしあなたが通おうとしている、そのスクールが「サッカーチームでサッカーを習うシステム」なのであれば可能性はあるかも知れません。

そもそもスポーツに限らず、各業界のビジネス領域の人材でスクールから成功した事例はかなり少ないと思いますし、実践の場を自身が他で持っていて学ぶのと、持っていない人が学ぶのとは同じとは言えないです。

もしそのスクールが「サッカーチームのサッカーを習う」システムであれば必要だと言えます。①ルールからスキルや戦術、知識を教えてくれて(教材や指導)、②練習(一緒に取り組むプロジェクトやインターン)があって、③練習試合(現場実務)、④公式戦(お金を動かす取引)まで組んでくれる、実力に応じて用意できる設計なのであればお金を投資する価値はかなりあります。

ただやる側はかなり面倒なので、そこまでやることはほぼないでしょう。①〜②まででしょう。一番簡単で、相手によって満足度やそこからできるできないを受講者の自己責任にできるからです。

なのでもしあなたがスポーツビジネスをしたいのであれば、先ずはやってみることをお勧めします。チーム経営をしたいのならチームの経営、営業なら営業、マーケティングならマーケティング、それができないと言うことはその業務が何か知らないと言うこと。今すぐできない理由があるならそれを解決すること、時間なのか、人脈なのか、スキルなのか、キャリアなのか、どこかに勤めたいならその企業を徹底的に調べ、求められる人材になるか、必要な人材は何かを向こうに伝えるかです。全ては当たり前のことです。

スポーツビジネスのスクールはやる側の”都合”

スクールはやる側の都合がほとんどです。売上目的かもしれないし、そこにくる優秀な人材のヘッドハントなのかもしれないし、マーケティングの1つかもしれません。スクール側の目的、都合と受ける側との目的、利害が一致してれば良いと思います。当然それが最適化は比較できる状態が理想です。

専門スキル(合格がある)で0もしくは5以下の人を30レベル(到達させたいゴール)にするみたいなスクールは合理的で意味があると思います。弊社もスポーツトレーナーにおいてはスクールを運営しています。「サッカーチームのサッカーを習う」に近い環境をつくり、ゴールも設定してます。ビジネスにおいてはそれがかなり難しいと思ったのでやっていません。

またスポーツ専門職のコミュニティを運営してますがコミュニティ内部で講義(セミナー形式)はやっています。あくまで情報やスキル・ノウハウのシェアですし、一般的なものから専門性ものも揃えてカスタマイズもできるようにしています。出口がありますと言うより、案件があって、一緒に仕事するためにコミュニケーションコストを無くしたいので基本的な知識や用語を動画や講義で学んでもらっています。

結局は私たちも同様で作った側の都合で、必ずコミュニティに所属してもらう、パートナーになってもらう上で本人に確認しますし、目標や向上意欲、カルチャーフィットなどを気にしてます。

スポーツに限らず学びは一生です。その入りとしてスクールはハードルが低いのかも知れません。そしてビジョンや目的利害が一致してれば良いと思います。これからチームやメディア、企業がスクール事業を始めるのであれば、いいソフト環境・システムのスポーツビジネスのスクールが増えたら嬉しいなと思います。


自分にしか発信できない、スポーツに関わる全ての方にとって役立つ情報をGiveし続けたいと思います。