豊田章男さんが好きな訳
おはようございます!
「事業会社と事業会社を助ける会社」
とうちの創業者は呼んでいました。
事業会社とはまさしく、
事業を営む方々です。
当事者と言っても良いでしょう。
日常的な業務から、
全てに責任を負う方々です。
事業会社を助ける会社とは、
経営コンサルタントや
銀行、証券会社、人材紹介会社などで、
必要な時に事業会社を手伝う会社です。
経営コンサルタントは、
身内のような第三者でありたい
と思ってきました。
事業会社との距離感は
結構、大切です。
先日、政府系金融機関から独立して、
金融の知見を活かして
地方の活性化を進めてきた人に
会いました。
彼は、地方の人を「土の人」と呼び、
自身のことを「風の人」と呼んでいました。
風の人として一所懸命に支援しますが、
土の人の主体性が
決定的に重要だと話していました。
事業を助ける会社の話
と似たところがあり、
なるほどと思いました。
*
さて、私は土と風の話が好きです。
土の人は土地に根ざして
営々と事業を営む。
風の人は土地を渡り歩きながら
持ち味を活かす。
その補い合う形が良い。
しかし、
最近は土地の人のはずなのに
風のような人が増えてきました。
典型的なのがチェーン店です。
地方の県庁所在地の駅前にある店が
東京のチェーン店である風景です。
ハンバーガー屋さん、スパゲッティ屋さん、
ドーナツ屋さん、コーヒー屋さん、
和食屋さん。居酒屋もそうです。
それはそれで、
安く一定の美味しさがあり良いのですが、
私は地元のお店に入りたい派です。
他の例をあげると、
プロ経営者と呼ばれる人や
ハンズオンの投資家です。
土地の人のようですが、
特段土地に愛着はない。
株式会社で言うと、
マネタイズの仕組みには長けているけど、
お客さんやサービスに
特段の愛着があるわけではない。
トヨタの豊田章男さんが好きなのは、
車好きで、土の匂いをぷんぷんさせる
からです。
*
こうした流れが
病院業界にも広がりつつあります。
土の人と風の人、
それぞれの持ち味を
活かしながら補いあいたい。
今日もよろしくお願いします。
安島
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