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豊田章男さんが好きな訳

おはようございます!
 
「事業会社と事業会社を助ける会社」
とうちの創業者は呼んでいました。
 
事業会社とはまさしく、
事業を営む方々です。
当事者と言っても良いでしょう。
日常的な業務から、
全てに責任を負う方々です。
 
事業会社を助ける会社とは、
経営コンサルタントや
銀行、証券会社、人材紹介会社などで、
必要な時に事業会社を手伝う会社です。
 
経営コンサルタントは、
身内のような第三者でありたい
と思ってきました。
事業会社との距離感は
結構、大切です。
 
先日、政府系金融機関から独立して、
金融の知見を活かして
地方の活性化を進めてきた人に
会いました。
 
彼は、地方の人を「土の人」と呼び、
自身のことを「風の人」と呼んでいました。
風の人として一所懸命に支援しますが、
土の人の主体性が
決定的に重要だと話していました。
 
事業を助ける会社の話
と似たところがあり、
なるほどと思いました。
 

 
さて、私は土と風の話が好きです。
土の人は土地に根ざして
営々と事業を営む。
風の人は土地を渡り歩きながら
持ち味を活かす。
その補い合う形が良い。
 
しかし、
最近は土地の人のはずなのに
風のような人が増えてきました。


典型的なのがチェーン店です。
地方の県庁所在地の駅前にある店が
東京のチェーン店である風景です。
ハンバーガー屋さん、スパゲッティ屋さん、
ドーナツ屋さん、コーヒー屋さん、
和食屋さん。居酒屋もそうです。
それはそれで、
安く一定の美味しさがあり良いのですが、
私は地元のお店に入りたい派です。
 
他の例をあげると、
プロ経営者と呼ばれる人や
ハンズオンの投資家です。
土地の人のようですが、
特段土地に愛着はない。
株式会社で言うと、
マネタイズの仕組みには長けているけど、
お客さんやサービスに
特段の愛着があるわけではない。
 
トヨタの豊田章男さんが好きなのは、
車好きで、土の匂いをぷんぷんさせる
からです。
 

 
こうした流れが
病院業界にも広がりつつあります。
土の人と風の人、
それぞれの持ち味を
活かしながら補いあいたい。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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