見出し画像

言葉が声高に使われるとき

おはようございます!

 

「創造的破壊」

 

経済学者シュンペーターの言葉です。

 

これまで良く機能していたものでも、
より良いものが発明されたら、
新しいものがそれを押しのける。

 

経済の持続的発展は、
外部環境の変化ではなく、
イノベーションという内部環境の変化によって
もたらされるという指摘です。
私はこの言葉が好きで
仕事で多用してきました。

 

ところが見方は色々あるもので、
逆説的な指摘もできるようです。
すなわち、富が増えてもいっこうに
人は幸福にならないという見方です。
確かにそういう要素もあるなと思います。

 

供給サイドと需要サイドとの
両面あっての話なのだと思います。

 

また、見方を変えますが、

最近、「イノベーション」「創造的破壊」が
妙に声高に使われるようになり、
私は自分でこの言葉を使うことが
はばかられる気分になりました。

 

声高に使われる時には、

その言葉の成立要件が変わってきていることが
往々にしてあります。

 

供給サイドで
イノベーションの限界効用に陰りが見えてきたのか、

需要サイドで
富が増えて「欲しいものが欲しいわ」となったのか。

はたまたほかの要因でしょうか。

 

今日もよろしくお願いします。

 

安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?