見出し画像

【詩】トンボ

なにかを見つけ走り出す
子らの姿はトンボに似てる
まっすぐ ひとつを見つめ
全ての力を 足にこめて
笑い 無邪気に 音を立て
友の影であろうと
はじける シャボン玉であろうと
手で 足で 掴もうとする
触れることはできないのに
わたしは羽を失くしたか
いや 使い方を忘れたか
きみたちのように
わたしも走っていたはず

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?