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国道36号線 (オリジナル 歌詞)

遠くに行けば全てが
自分は変われるって思ってた
都合よく弱さは見ないフリ
言い訳ばかりの日々だった

悲劇のヒロインぶって
かけてくれた言葉も
与えてくれた優しさも
無駄遣いばかりしてた

出ていく俺を
何も言わずに送り出した

今日は晴れているから
青い海の向こう
あの煙突がよく見える
何も言わずにモクモクと
ずっとそこにあった
優しさに気づいたよ
何も分からない
わがままなガキだったろう
国道36号線は
俺のふるさとに繋がってる

あの頃よりも少し
やつれた駅前を見て
ふいに一瞬
あんたの最期がよぎる
ただこのまま 消えちまうのか

家に着いたら
親父は相変わらず
タバコをふかして
おふくろは よく来たと笑うけど
あんたは背を向けたまま

素直になれず
ずっとあんたに背を向けてた

今日は晴れているから
そのテーブルの向こう
あの煙突がよく見える
何も言わずに黙々と
ずっと窓を見てる

俺が悪かったんだ
今も変わらない
わがままな ガキだったとしても 
またここへ 帰って来たいから
「ただいま」って
言っていいかな


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