見出し画像

『チェリーの木の下で』

どうも、ご無沙汰しております。
わたくしでございます。

無事に劇団プレステージ第19回本公演
『チェリーの木の下で -DT-MAX-』
全日程を無事に終える事が出来ました。

この作品、今回で4回目の上演となったわけですが、
わたし的にはだいぶ思い入れのある作品です。

作品内容はさておき笑

ちょっと久しぶりに昔語り
みたいな事をしてみようかなと思います。


当時の私たちは事務所に所属していたものの
オーディションにもたまにしか受からず、
事務所に取って来てもらった仕事をこなすのみ

事務所に入ってから2年の月日が流れていました。

そんなある日、プロデューサーDから
「お前ら、どうせ仕事もらっても大したセリフないんだから、舞台やれ」と。

もちろん、本当のことだったので我々は承諾したわけですが、
主宰がいるわけでも、脚本家がいるわけでもなく、
なんなら舞台なんて、観覧案内でまわってくるものを
数回観たことのある程度。

舞台の知識もなく、
なんとか自分たちで脚本を書き、
なんとか自分たちで演出をし、
(なんなら演出という言葉すら知らなかった)
初めてもプロジェクト公演を終える事が出来ました。

しかし、続けていくには、
観たいと思う人を増やすためには
面白い脚本が必要でした。

そんな時に力を貸して下さったのが
”森ハヤシさん”でした。

笑いの力は偉大で「髙頭の舞台なら観に行ってもいいよ」
とたくさんの友人から言ってもらえるようになりました。

そんな中、森さんが描いて下さった
「チェリーの木の下で」

元々はサスペンス要素もあったけど、
帰り道、観に来て下さった皆さんが
「チャリチェチェ」言ってたのを思い出します。

この頃から舞台をきっかけに周りのメンバーの仕事が増え出し、
『プロジェクトユニットの舞台はもういいかな…』て雰囲気が流れてました。

この頃はまだまだノーギャラでしたし、
なかなか舞台を打つ難しさを感じていた頃でした。

しかしながら、周りの友達から
「次の舞台やんないの?」
「次の舞台いつやんの?」
とありがたい言葉をもらう機会が増え、
なんとかもう一回舞台をやりたい!と。

(まぁ、わたしだけそんなに仕事もなかったので笑)

そこで出来上がったのが、今回の
『チェリーの木の下で -DT-MAX-』

サスペンス要素をなくして、
本当の愛をテーマに童貞とチャラ男のコールバトルを描いた
本作品が出来上がりました。

ほぼ毎日のように稽古終わりにファミレスに行き
コールを考える日々。

『一体、俺らは何してるんだ?笑』
と思いながら稽古とコールを考える日々。

舞台上で、自分たちが考えたコールがウケた時、
めちゃめちゃ嬉しかった事を覚えています。

そんで、この時だったと思うけど
初めてワンステのギャラをもらったんです。

500円

すごい嬉しかったのを覚えてます。

自分たちのやってきた事がお客さまに伝わって、
自分たちの作った舞台でお金を貰えた事が。

次のステップに進めさせてくれた作品。

劇団プレステージも改めて次のステップに進めるといいなー。


劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。