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会社ではなく職能(スキル)で勤務先を選ぼう

先日上記の日経の社説を読み、思うところがあるのでちょっと書きます。(上記記事は日経の無料会員になれば読めます。)


労働生産性は主要7カ国(G7)で最低で、その結果、実質平均賃金は伸び悩み、韓国にも逆転された。

②2019年のパーソル総合研究所の調査では勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何もしていない」という人が46%を占め、調査対象のアジア太平洋の14カ国・地域の中で飛び抜けて多かった。

記事では上記2点等は終身雇用と年功序列を骨格とする日本型雇用が原因であるとし、配属やキャリア形成が人事部の言いなりではなく、転職も含め自分の意志で決められるようになれば、人的資本の蓄積を加速し日本経済にとってプラスになると指摘しています。


僕は上記の日経の記事に全面的に賛成です。


「総合職」「ジョブローテーション制度」という名のもとに、仕事内容が本人ではなく人事部の言いなりとなってしまう日系大企業では、自分のキャリアプランのコントロール権を他人(会社)に委ねることになります。そして、思考停止して言われるがままに人事の人間の指示に従い続けると、その会社でしか働くことのできない、市場価値のない中途半端なジェネラリストとなってしまうのが関の山です。

数十年前までの日本は、アメリカにも劣らぬ程の経済大国で世界中から高い技術力を賞賛されていましたが、その事実は今では遠い過去となってしまいました。

そして、この終身雇用、年功序列という異常とも言える制度は、記事でも指摘されているように、日本でも少しずつ是正される流れにはなりつつあると思います。

最も大事なことは、「会社」ではなく「職能」(スキル)で就職先を選ぶことです。

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