三国志×経営 第13回「国難はいつの時代でも起きている」
2020年4月現在、言うまでもなく毎日流れてくるニュースは「新型コロナウイルス」ばかりの状況は変わりません。
世界的な規模で感染が広がっていますが、私はと言えば税理士という職業柄、日本の中小企業の資金繰り、特に観光・飲食店は大変に苦戦しており、夜明けが見えないながらも資金需要に自分が動けるもの、流せる情報を送りながら動いています。
三国志時代に人々を悩ませた蝗害(こうがい)
さて、三国志の時代でも人々が魏・呉・蜀に分かれて争っていただけでなく、そんな人の勢力など超えて起きた国レベルでの災害もありました。
その代表例が蝗害(こうがい)です。
蝗害は簡単に説明しますとバッタの大量発生。私としてはバッタとイナゴの違いもよく分からないところで恐縮ではあり、昆虫の苦手な私がなぜこの題材を取り上げたのか不思議です。
Googleさんもご丁寧に検索結果の一番上に画像を紹介して下さって、この記事を執筆している朝からサブいぼが止まりません(笑)
この蝗害がどうしてそんなに怖いのかと言えば、ありとあらゆる農作物をバッタが食べてしまうというところ。これにより田んぼや畑で育てたものが全く無くなり、人民は飢餓状態に陥るという事です。
もう気持ち悪くて探しませんが、動画を探してみてください。予想以上のバッタの大群ですから…。しかもトノサマバッタぐらいですよ。
あぁ、考えただけでもキツい(-_-;)
蝗害がどれほどのものだったのか?
特に三国志時代はまだ農作物の種類もまだ限られてましたから、蝗害が起きたら人々は食べるものがなく、もはや戦どころではありません。
横山三国志でも登場していますが、蝗害が起きたことで戦いが中止になる事もありました。そりゃそうですよね。戦においては食料である兵站(へいたん)は重要ですし、それを作ることすらできないのですから。
この蝗害が起きる仕組みとしてはバッタの変異が関係しているようで、羽が巨大化してグループ行動を起こす事によるようで。まるで煙のように群れをなして移動するんです。(キレイなものではありませんが、自分の好きな「からくりサーカス」の道化師集団がゾナハ病をばら撒いて移動するかのような恐ろしさを感じます)
その蝗害が実はまた世界各地で起きている
実はこの蝗害は昔の話ではなくて、つい最近も起きているんです。私も2月にツイートしていたのを思い出しました。
結構ビックリではないですか?実はまだこれおさまっていないんですよね。日本まで来ることはないかもしれませんが、泣きっ面にハチならぬ、泣きっ面にバッタなんて事も十分に考えられます。
経営者はここからどう立ち上がるか?
今回の新型コロナウイルスもそうなのですが、まさかのところから頭を殴られた感は結構ありました。
私もクライアントの中には、ようやく今までの種まきが実って、これからやっと収穫という方や、会社を退職して新たに会社を立ち上げようとしていた方、新規の店舗を出店してこれから拡大するという方も…。
正直どうしようもないけれど悔しくて仕方がありません。
しかし、まさに三国志の時代と一緒ですよね。自社の業界とかそんなのも飛び越えて起きた今回のような事態。起きてしまったものはどう嘆いても仕方ない。
であれば、悔いても仕方ないし、みな状況は同じ。「こんな事が起きたこれからをどうしようか?」と考えるしかないと思っています。
自分が所属する地元のコミュニティでも、手ぬぐいの販売店が加工してマスクを作ったり、飲食店がテイクアウト用のメニューを考えていたり。そういった方たちの動きは大反響で飛ぶように売れているようです。
愚痴を言ったり、政治の無力を嘆いたりしても何も得られません。起きた事象は結果に過ぎない。
今の状況から将来に向かってどう動くか?何が自分にできるか?を考えて日々を過ごしてこの状況を乗り越えていきましょう!
第13回もこれにて終了とさせていただきます。今回は三国志がメインというよりも、今の状況を色濃く反映してのお話になってはしまいましたね(^^;
本日も最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。
あなたのご感想何でもお待ちしております。
それではまた次回お会いするまで^^
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