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カウンセリング理論 - 包括的・折衷的アプローチ

現在通っているキャリアコンサルタント養成講座で学んだことを、復習を兼ねてまとめています。
(2024年3月に受験予定です!)


マイクロカウンセリグ

理論的背景

1960年代にアイビイらによって研究開発され、カウンセラー訓練プログラムとして提唱されたもの。
このプログラムは、面折、カウンセリング、心理療法に適用しうるカウンセリングの基本モデル(メタモデル)として定着しており、学派を問わず全てにおいて共通する基本的傾聴技法を扱っており、さらに多様な技法を含むものとして構成されている。
接のスタイルを意図的に構造化することにも有効であるため、カウンセリングの学習者にとって有益なアプローチとされている。

主要な概念や技法

>>マイクロカウンセリングの特徴

  • 理論と実践を共同で構築していく

  • クライエントと共にその心理療法、セラピーを作っていく

  • 全ての人全ての理論の価値を認める

  • 経験的な質的データが肝心である

  • 統合メタ理論であり、正常な行動、病的な行動の両方に対処できるもの

  • 欠点・弱点ではなく、強み・長所に基づいてカウンセリングを進める

  • 個人はコミュニティの中にある家族、文化的な環境の中にある家族の中で発達すると考える

  • 意図性

  • 基本的傾聴技法の連鎖

  • 共感

  • 肯定的資質

  • トレーニング 他

>>マイクロ技法

愛美は、多くのカウンセリングに一貫してみられる共通のコミュニケーションパターンを分類し技法として命名し、「マイクロ技法の階層表※」として目に見える形で習得できるようにした。
技法は次の4つに大別できる。

  1. かかわり行動・・・クライエントの話を「聴く」姿勢

  2. かかわり技法・・・クライエントの心の枠組みに沿った言語レベルの傾聴

  3. 積極技法・・・・・能動的関わりを行うながら、問題解決を促す技法

  4. 技法の統合・・・・技法を組み合わせ適切に用い、問題解決に導く

カウンセラーがこれらの面接技法を習得することことによって、さまざまなタイプのクライエントに対する瞬時の柔軟性と、新しい対応を試みる能力が養われ、より効果的な援助を可能にする。
これらの技法は、理論的にどのような立場をとるかに関わらず、初心者が基本的技法として習得しておくべきものと考えられている。

※ピラミッドを下から順にトレーニングすることで、カウンセリングの面接技法が身につくように設計されている。マイクロとは、一技法ごとに着実に、ステップバイステップで学習していくという意味が込められている。

ヘルピング

理論的背景

1960年代以降、カーカフによって提唱された。数多くの実証的研究に基づいて、いかにして人間関係を通して自己探索への道を切り開くかを探求したことによる理論。

主要な概念や技法

>>ヘルピングの3つの特徴

  1. 精神分析療法や来談者中心療法のような洞察志向の技法と、行動療法などの行動変容志向の技法とを統合した、、折衷・統合主義アプローチ。

  2. プロセスを4段階に分け、使用する技法を具体的、段階的に示す。

  3. カウンセリングを専門家だけでなく、一般の人も使えるように方式化。

>>援助家庭の段階

コーヒーカップ・モデル

理論的背景

サイコセラピーからカウンセリングを識別する立場から、國分康孝によって提唱された。
このモデルでは、カウンセリングとは「言語的、非言語的コミュニケーションを通して、行動変容を試みる人間関係」と定義している。

主要な概念や技法

次の3段階のプロセスによってカウンセリングを行う。

  1. リレーションを作る

  2. 問題をつかむ

  3. 処置・問題の解決方法

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