見出し画像

アンチエイジングのカウンセリングでいきなり「予算はいくら?」と尋ねられ、気分が悪かったです

今回は、アンチエイジングの治療のために病院を訪れたところ、いきなり予算を聞かれ気分を害したという女性からの相談に、高須クリニック名古屋院院長 高須幹弥医師がお答えします。

私は先日、近所にある美容クリニックに、アンチエイジング治療のカウンセリングに行きました。いろいろな治療法があるため、どんな治療をしたらいいのか悩み、担当の先生に質問をしました。すると、何度か質問を重ねたところで先生から「予算はいくらですか? 予算を言ってくだされば、その範囲で一番いい治療を勧めさせていただきますので、予算を教えてください」と言われ、それを聞いて私は何となく気分が悪くなり、結局何もしないでそのクリニックを後にしました。カウンセリングで「予算はいくらですか?」なんて聞かれても困ります。そんなの安ければ安いほどいいに決まっているじゃないですか。幹弥先生はこういうお医者さんのことを、どう思いますか。

■アンチエイジング治療は種類が多過ぎて、条件がないと絞り込めない

「カウンセリングでいきなり『予算はいくら?』なんて聞かれても困る」というお気持ちはわかるのですが、アンチエイジング=若返りの治療には本当にいろいろな種類があります。メスを使って切る治療もあれば、切らない治療もあり、切らない治療だけでもヒアルロン酸やボトックスの注射や糸のリフト、レーザーの照射系治療などなど、本当に多種多様で、高須クリニックで行っている施術だけでも約50種類のアンチエイジング治療法があるのです。

それゆえ、何をしたいのか漠然としている場合は、どの治療をすればいいかすぐに決めることはできません。決めるためには、ある程度の条件が必要になります。条件として考えられる項目は、以下のとおりです。

・もっとも改善したいことは何か(シミ、しわ、たるみのうち、どれか)
・切る治療(メスを使った治療)はするか、しないのか
・ダウンタイムはどれくらい取れるのか
・予算はいくらか

予算というのは、美容整形で治療法を決めるための大きな条件となります。「安ければ安いほどいい」というのもわかりますが、実際予算が1万円なのか100万円なのかによって、やれることはまったく変わってきます。この医師もおそらく、悪気があって予算を聞いたわけではないと思います。何をするか決めてあげたいのと、治療法を絞って勧めてあげたいという気持ちから予算を尋ねたのだと思われます。しかし、その聞き方があまり良くなかったのかもしれません。そのため、ご相談者さまも少し気分が悪くなってしまったのでしょう。

■アンチエイジングの治療は何かひとつで効果が長続きするものはない

アンチエイジングの治療には、ひとつの治療法で顔全体に効果が出て、しかもその効果が半永久的に続くというものはありません。「これをひとつやれば、ほかはもう何もしなくていい」という方法はないのです。だから「アンチエイジングって結局、何をしたらいいですか?」と聞かれたら、こちらの答えとしては「全部やってあげたいです」というのが本音です。

ですから、この患者さまのように「見た目を若返えらせたいけれど、何したらいいのかわからない」という人は、最初に条件をしっかり伝えましょう。そうすることで、医師がその人にとって適切な治療法を勧めやすくなるはずです。

いきなり「予算いくらですか?」と尋ねるのは失礼だったかもしれませんが、そうした条件を提示しないと選べないくらい、アンチエイジング治療法は選択肢がたくさんあるということを覚えていただけると助かります。

まとめ

・アンチエイジングには様々な治療法があるため、ある程度条件を絞らない限り、多くの選択肢の中から最適な治療を決めることが困難となる。
・何をしたらいいのか分からない場合でも、条件を伝えることで、医師もその人に最適な治療を勧めやすくなる。



-----------------------------------------
▼【公式】高須クリニック名古屋院院長:美容整形の若返り治療で、「予算はいくらですか?」と聞かれ気分が悪かったです 美容整形外科高須クリニック高須幹弥が動画で解説
----------------------------------------

【ご予約・お問い合わせ】⠀
0120-5587-10⠀
https://www.takasu.co.jp/cgi-bin/form/contact.cgi?cv_id=note
※症例写真や施術に関するご質問なども上記までお願い致します。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?