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ポモドーロ専用物理タイマーkotoboを試す (ESP32ベース?)

ポモドーロテクニックとは

集中するためのテクニックで、「ポモドーロ」というものがある。25分間集中、5分休み、4回集中したら15分の大休止、などというものだ。コアは25分間の集中で、その集中の間はSNS見たりタスク切り替えたりせず、同じことをやるのが大事。

そのためのタイマーはスマホアプリやブラウザのプラグインなど、様々なものがでている。僕はchromeのプラグインを使っている。

シンプルなポモドーロ専用タイマー

フィジカルなデバイスのボタンを押すのも面白そうだと思って、モニターに応募してみた。

モニターキャンペーンに当選して、ポモドーロ専用タイマーのkotoboを試すことになった。
パッケージにはUSBケーブルとボタン本体が入っている。サイズは350ccカンと比べてこんな感じ。

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充電はMicroUSB、底面のスイッチを入れて、最初はwifiの設定をスマホアプリかPCでやる。

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PC/スマホ画面を含めてシンプル。ヘタに連携を考えない方がよさそう

wifiに接続させて頭のボタンを押すと、25分青い光りがつく集中タイム。その後アラームが鳴って、5分緑の光りで瞬く休憩タイム。
作業が終わるときは長押しするとネットに情報が送られる。そしたら電源を切る。

基本それだけのスイッチで、PC/スマホ画面で統計やタスクの登録などができるのだけど、あまり期待してはならなそう。「このタスクでポモドーロxx本、このタスクでxx本」みたいな用途は想定されていなさそうだ。

ポモドーロと大休止の感覚をあけたり、トイレに行くから停止させるみたいなのもナシ。やめるならストップして、また次の集中は25分からスタート。

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アプリやPC画面に触らないのがキモなのかな?

IoTなのに、アプリやPC画面で細かい設定ができないのがいまいち理解できなかった。間隔を変えたりミュートしたりはできない。音量の変更もできない。管理画面のヘルプには「初期設定」と書いてあるので、そのうち変更できるようになるのかもしれない。
(長押しで無音・音ありの切り替えはできる。無音にすると光りだけで切り替えなので、気づかずつらい)

2-3日使っていて、「たぶん最初に設定したら画面のことは忘れてよくて、25分/5分のタイマーとしてのみ使う」という使い方に落ち着いた。
スイッチを入れて頭のボタンを押す、ご飯を食べるときなどで長期作業を離れるなら、頭のボタンを押しして終了し、スイッチオフ。
そう使っているぶんには、大きさもアラーム音もサイズも質感も悪くない。

壊れたらもう一回買うかどうかは、正直ちょっとまだわからないな...
Chromeのプラグインは、しばしば意識がそこから逸れることもあったので、物理的に「集中時間です」というモノがあるのは悪くないし、音が出る(消せない)のもいいとはおもう。コワーキングスペースなどでは使いづらいけど。

5月15日追記、音は2秒長押しすると消せることがわかった。ただし、押すと控えめに光るLEDしか目安がないのでタイマーとしてはあんまり役に立たなくなる。
また、数日使う間に3回設定が飛んでWifi設定のやり直しになった。1回はバッテリがなくなったらしいのだけど、こういうシンプルなツールでこの安定度だときつい。改善されないと買った人は怒りそう。

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マニュアルにこんな表記があるので、ESP32ベースなんだと思う。特にメイカー向けの機能があるわけではない。USBも充電だけで使ってるようで、PCにつなげても何も起きなかった。

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6月1日追記 

3週間ほど使ったところ、けっこう不満ばかり目につくようになってしまった。
-起動時が作業開始なのか、起動して1回押してから作業開始かがよくわからない
-思ったより電池が持たない。底部のスイッチで電源を切らないと電源がカラになってる
-バッテリが減ると動作がかなり不安定になる。
-今の状態が作業中なのか指示待ちなのかよくわからない。青の点滅で指示待ち、青の常時点灯で作業中のはずだけど、転倒してるのに休憩に入らなかったり...
つまり、「シンプルなポモドーロタイマー」として使いたいのだけど、どうもうまくいかない

6月6日追記

USB電源指しっぱなし、机に置きっぱなし、スイッチ入れっぱなしにして、 
・作業開始時にボタンを押してポモドーロ開始
・作業終了時にまたボタン押してポモドーロ終了
としているとけっこう良い。この使い方に限定すれば実用できそう。

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