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静岡ブルーレヴズ 1stシーズン終了のご挨拶

年明け1月4日の投稿以来、noteの更新が滞っておりました💦
この間、1月~3月は静岡新聞夕刊コラム「窓辺」にて毎週文章をしたためておりましたので、よろしければご一読ください。

プロラグビークラブ静岡ブルーレヴズとしての初めてのシーズンが終了しました。既に公式HPにてご挨拶文を掲載しておりますが、その文章にもう少し気持ちや考えを添えながら、あらためてこちらでもお礼やご挨拶をお伝えしてみたいと思います。

まず、コロナウイルス感染症に起因し一部の試合が中止となり、ご支援を頂いている皆様やリーグ関係者の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

新リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」が開幕し、日本のラグビーが変わろうとしている中、ヤマハ発動機が先陣を切ってラグビー事業会社を設立し、伝統あるヤマハ発動機ジュビロをプロクラブ化し、チーム名からも企業名をなくし「静岡ブルーレヴズ」として再出発しました。

企業チームからプロクラブになる中での一番の変化はステークホルダーが増えること。今季は多くのステークホルダーを意識するべく「ALL for SHIZUOKA」というスローガンを掲げました。

いつもスタジアムで変わらぬ熱い応援をいただいたレヴニスタ(ブルーレヴズファンの愛称)の皆様、ファーストシーズンをサポートいただきましたスポンサー・サプライヤー・パートナー企業、ならびにメディア各社の皆様、ホストゲーム運営を支えていただきました静岡県ラグビーフットボール協会ジャパンラグビー リーグワンアザレアセブン・運営委託企業など運営関係者ならびにRevsCrewの皆様、地域活動や普及活動をご支援いただきました静岡県磐田市浜松市袋井市掛川市静岡市をはじめとする自治体や学校関係者の皆様、そして株主であり選手の職場でもあるヤマハ発動機の皆様など、静岡ブルーレヴズにご支援ご協力をいただきましたすべてのステークホルダーの皆様にクラブを代表いたしまして心から感謝を申し上げます。

今シーズンは上位チームに善戦しながらも、8位という満足できない戦績となりました。要所で良いプレーはあったものの、最終戦に象徴されるように「勝ち切るために何かが足りない」シーズンだったと思っています。観客動員も、最終戦こそ6,326名の皆様にご来場をいただきましたが、ホストゲームの平均数は3,620名となり、こちらもまだまだ改善や努力が必要です。

昨年末の宮崎でのプレシーズンゲームでは0-54でパナソニックに敗戦。1/23ホストゲーム開幕戦はコロナウイルス感染症に起因する中止(不戦敗)となり、正直今シーズンは戦績も事業も厳しい結果となることを覚悟していました。しかしながら選手やコーチ達はコミュニケーションを徹底して改善を重ね、フロントスタッフは様々なアイデアをひねり出して奔走し、まさに現場の力でクラブはシーズンを通じて成長し、戦績・観客動員ともに終盤に向けて上向きとなり、シーズンを終えることができました。

課題はマネジメントです。マネジメントとは、人・モノ・カネ・時間というリソースをもって最善の成果を生み出すためのプロセスを導くことです。ゲームのマネジメントが不十分で上位チームとの接戦を逃しました。マーケティングのマネジメントが不十分で観客動員が低迷しました。意図や目的や成果から逆算してプロセスや今するべきことを徹底する。自分自身も経営者として気を引き締め成長しなければなりません。

次のシーズン開幕まで約7ヶ月。長いオフシーズンとなりますが、必ずやその課題を克服し、一回りも二回りもパワーアップした姿をご覧いただけますよう精進します。

課題だらけのファーストシーズンではありましたが、今後に向けて手応えを感じたこともたくさんありました。これまで静岡県西部での活動が中心でしたが、静岡県全域で様々な活動を行いました。中でも静岡県中部となるIAIスタジアム日本平(アイスタ)でのホストゲーム開催には多くの皆様からご期待をお寄せいただきました。

コロナ禍ではありましたが、105回のラグビー普及活動を実施し、クラウドファンディングを通じた熱海市伊豆山地区土砂災害への寄付も行いました。

ホストゲームでも、様々なイベントを実施し、RevsCrewの皆様のホスピタリティも相まって、レヴズらしいアットホームな試合運営を行うことができました。

この1年目のシーズンでの課題や成果を必ずや次のシーズンに活かし、ここ数年のうちにタイトルを獲得することができるチームになるべく努めていきます。そして夢や感動があふれる満員のスタジアムをつくりあげ、強く愛される世界一のプロラグビークラブを目指します。

今後とも静岡ブルーレヴズに変わらぬご支援、ご声援、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました!

2022年5月15日
静岡ブルーレヴズ株式会社
代表取締役社長 山谷 拓志

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