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航空会社を選ぶ基準はサービスよりも客層

飛行機は同じ空間に同じ人達と長時間滞在します。
なのでサービスよりも客層や雰囲気はすごく大事です。

以前、海外旅行に行った帰り、日本の航空会社で帰国しました。
国際線は海外の航空会社を使うことが多く、日本の航空会社はあまり使わないのですが、その時は出発時間の関係などからANAに乗りました。
ちなみに、なぜ海外の航空会社を使うかと言うと、飛行機に乗ってすぐ海外旅行気分が感じられますし(CAさんが外国人)、日本の航空会社と価格はほぼ同じですが、海外の航空会社のサービスや機内食など、雰囲気が自分には合うからです。

ANAでの帰国時はエコノミー席です。
エコノミーは後方席、ビジネスクラスは前方席です。
飛行機の出入口は前方なので、降りる時にはビジネスクラスを通って降ります。
出口前方に向かって歩いている時、見えたビジネスクラスは荒れていました。
使い終わった毛布は畳まずに散乱、ペットボトルや軽食のお菓子の袋もそのままです。そんなビジネスクラス席がかなりありました。だらしがないというか汚いレベルです。
国際線ビジネスクラスを使うのだから、それなりにお金がある人かビジネスの出張の人がほとんどでしょう。
そういう人が使ったシートが到着後、汚いままなのです。
これはマナーの問題です。
マナーの良いところにはマナーの良い人が集まります。またその逆もあります。
どうせ到着後に航空会社スタッフが片付けるのだからそのままでいいだろうという人が多いのでしょう。
10席に1席くらいは使い終わった毛布を畳んで、ペットボトルなどゴミもきれいにまとめている席もありました。しかし少数です。

そんなANAの国際線ですが、では、スタッフ(地上スタッフや機内CA)の方の対応はどうかというと、これが客層と同じなのです。

よく、CAは保安要員だと言いますが、ANAの場合はそうではない事があり安全性に問題があると感じる事があります。

深夜便、海外を23時頃出発、成田着が朝6時です。
飛行機が離陸してすぐ、僕の前の席の人がリクライニングを倒し寝始めたのです。まだ離陸中です。ベルトサインも付いているし、CAさんも席に座っている状態です。
これは緊急脱出時の妨げになるので安全上絶対アウトなのは素人でも知っています。
そして、その状態にCAさんも気がついていました。
僕の席は中央から3列目(28列目くらいで)の通路側です。中央ドア付近に座っているCA席から斜めで見える席です。その僕の席の前の人が離陸直後すぐにリクライニングを倒して寝始めたのです。深夜便で寝たかったのでしょうがこれは本当に危険行為です。
ここで問題なのは、CAの方は気がついているのにその客に注意しません。何も言いません。僕とは目が合っています。なので前席も見えています。しかし何も言いません。その後も何も注意もしませんでした。
これが海外の航空会社なら、CAさんは大声で客を注意します。以前、海外の航空会社に乗ったとき、酔った客が着陸体制の時にトイレに行こうを席を立ったことがありました。その時、CAさんはCA席に座ったまま大声でその客を注意し席に戻るよう言いました。機内中に聞こえるくらい大きな声で注意していました。それくらい離着陸時は危険だということです。海外の航空会社のCAさんはこういった対応ができます。
しかし日本の航空会社のCAさんは、客とのトラブルやクレームを恐れるのか、無関心なのか、注意しないことがほとんどです。特にANAではそういう状況を何度も見ました。CA以前に保安要員として失格だろうと思う行為です。
ANAでは国内線でもこういった安全上の問題を見て見ぬふりしているCAを見たことあります。

この便では、もうひとつ、不愉快な気分になったことがありました。
成田着が朝6時ですが、5時頃に朝食(軽食)が出ます。海外旅行で胃腸が疲れているので冷たいものは飲みたくないカフェインも取りたくない気分でした。なので、飲み物は温かいスープください、と言ったところ問題発生です(笑)
時間がかかりますがよろしいですか?と言うので、大丈夫ですと答えると、かなり時間がかかりますがそれでもいいですか?と聞くので、いつでも大丈夫です、と答えました。
別にこちらは何も急いでいません、飛行機の中ですからね。
そうするとさらにそのCAさんは、コーヒーや紅茶ならすぐご用意できますが温かいスープはすべてのサービスを提供した最後になりますがそれでもいいですか?と聞いてきました。
さすがに僕も、では飲み物は結構ですスープはキャンセルしますまた後にします、と返しました。どうしても何か飲みたいわけでもないしカフェインもいらないし、早朝なので到着までもう一度寝ようというつもりだったのです。
その瞬間です!!
そのCAさんはカートごとキッチン(ギャレー)にダッシュで戻って行きました。
なにごと?と思ったら、2分もしないうちに温かいスープを持ってきたのです!しかも、大きな声で「申し訳ございませんでした!温かいスープお持ちしました!入れたばかりですので熱いのでお気をつけください!」と周りに聞こえるくらいの大きな声です。
こうなると、僕が無理やり温かいスープを持ってこさせたような雰囲気になります。
もうここで気分がだだ下がりです。旅の最後が台無しです。朝食も食べずにそのまま到着まで寝ました(笑)

まあ、CAさんからすれば、この到着前の忙しい朝食時なんだから今ある飲み物で済ませよ!ってことだったんだろうと思います。まあ、そんなところでしょう。
しかし、体調もあるし旅行帰りだし体が冷えてるので、冷たい飲み物もカフェインもいらないのです。飲みたくないものは飲みたくありません。

僕は、面倒くさいなあサービスしたくないなあ、と思っている人からサービスを受ける気はありません。
やりたくないなら何もしなくていいのです。そういう人からサービスを受けるとロクなことにならず逆にトラブルが発生します。この時もそうです。
別に食事も飲み物もいらないし、そこまでして航空会社からCAさんからサービスを受けようとは思っていません。

やる気がないなら何もしなくていいのです。やる気がない人には何も求めていません。

ANAに関しては国内線もこういった状況を見ています。
CAの方のやる気のなさ、安全性の問題、客層の悪さなどです。これは地上カウンターからラウンジ内、飛行機の機内まですべてです。もっと言うと搭乗までの手続きも客側の無駄な負担があります。
酔っ払いの客がいたり、CAさんに無理を言う客がいたり(頭痛薬ない?なんて言ってる人もいたw)、子供が泣いていても放置してる客もいたり、ベルトサインが付いていても平気でトイレに行く人もいたりします。
そういう客がいてそういう状況を目の当たりしても見て見ぬふりをするCAさんが多いのです。
要は今の企業でよくあるクレーム回避です。
面倒なことに関わりたくない、自分は関係ない、思考の仕事のやり方です。
そのくせ会社都合は優先していますw

那覇〜羽田に乗っていた時です。
2時間半かかるので途中から寝てました。すると急にCAさんに起こされたのです!
なにごと?到着までまだ1時間くらいあります。
ベルトもしていてリクライニングも倒してないしテーブルも出していません。着陸になんの問題もない状態で寝てました。
なんと!起こされた理由は、飲み終わった紙コップを回収していいかどうか?を聞くためでした。
僕はその時、紙コップを潰してシート前の網ポケットに入れていました。それを回収して捨てていいかどうか聞くために寝てる僕を起こしたのです。
わざわざ寝てる人を起こしてまで聞くことでしょうか?????
どう見てもゴミなので勝手に持っていけばいいのではないでしょうか??
びっくりです!!(笑)
これも結局、会社都合です。勝手に捨てると客にクレームを言われるかもしれないからでしょう。よくある企業のクレーム回避術です。客にすべて選ばせるのです。あなたが言ったとおりにしたから文句言わないでね作戦ですw
この時、飛行機は20分遅れで、到着後の清掃時間を短縮するため機内のゴミをCAさんがすべて回収していたようです。
それにしても、寝てるところを起こしてまでやることではないですね。
こんな人いるんだ?って思いました(笑)

日本の航空会社は、丁寧にしてるつもりなのでしょうがズレています。
それはすべて自分都合だからです。
相手(客)のことが第一ではなく、クレームを言われないようにするため自分達が良いように思われるためにサービスしているからです。
飲み終わったこちらの紙コップをお下げしてもよろしいでしょうか?と言った感じで丁寧な言い方をしますが、そもそも寝てるところを起こして、客にいちいちお伺いを立てている時点でサービスではなく迷惑行為ですw
また日本の航空会社は丁寧すぎて壁ができます。過剰サービスでしかもズレているのです。

海外の航空会社は、雑なところもありますがフレンドリーでサッパリしているしマナーは守ります。さすがはアメリカやヨーロッパはマナーがあると感じます。安全上の問題がない限り寝てる人を起こしてゴミを下げていいかなんて聞いたりしません(まあ普通はいません)
また、温かいスープを作るのが面倒くさいからといって、無理やり冷たいものを飲ませたりしません。

日本の航空会社ではあります。国内線でもあります。
冷たい飲み物はコップに注ぐだけでいいですが、温かい飲み物は作る必要があり手間がかかります。
特にANAは、限定のアイスコーヒーです!オススメです!なんて言って手抜きした上に在庫処分させようとしますので、冷たいものを飲みたいくない時ははっきり断りましょうw

結局、その会社の社員の対応と客層はイコールです。
そういう会社(社員)だからそういう客が集まるのか、そういう客が多いからそういう会社になるのか。
ただ、どちらにしろ、もう使いませんってことになりますw

5年くらい前からでしょうか、僕の知ってる限り、周りではANA離れしています。
言うとキリがないですが、あの会社はお客様のためにと言いつつ、すべては会社都合で自分都合です。
上記に書いたようなことが正にそうです。
売上と利益とコストカット重視で合理性と世間体がすべてです。客のことは二の次です。
たとえば座席シート、軽量化で燃料CO2削減で環境配慮だと言ってますが、結局は薄っぺらい硬い座席シートです。そうすることで燃料費や座席の製作料などトータルでコストカットでき売上につながるのです。でなければ、あんなチープな座席シート作りませんw 他の航空会社であんなチープな座席シートないですよね!?

人は時々ミスもするし間違いもあるでしょう。
しかし何度もこういう不愉快な思いをしたり、なによりやる気がない人と関わるのはトラブルの元です。そしてそういう場所には、また同じようにマナーのない客がいたりします。
不愉快な思いをしたくないし、なにより自分もそうならないようにするためにも、そういう場所には行かないのがベストですね。

これはなにか僕の運が悪いのか、僕が引き寄せてるのか、と思ったこともありますが、JALに乗るようになってからはあまり遭遇しませんw
JALが特別良いか?と言われればまあ普通ですが、普通がベストだと思います。そして不愉快なことや人に遭遇する確率は減っています。
そういうことなんです。類は類なんですw

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