見出し画像

初参戦!坂本冬美コンサート2023.4.28 Spotify プレイリスト大公開!

日本屈指の歌手であり、わたし自身が本当に歌がうまいと信じて疑わない坂本冬美氏。そんな彼女の念願のコンサートへ初参戦!やっと、やっとの実現だった。

あばれ太鼓、祝い酒、男の情話、能登はいらんかいね、火の国の女、男の火祭り、夜桜お七、ブッダのように私は死んだ、蛍の提灯、花はただ咲く、また君に恋してるなどなど。芸歴35年以上でありながら、いまだバリバリに現役という本物の歌手であることは誰しも否定できないであろう。実はこういった歌手と同時代に生きているって、実は凄い体験をしているのだといっても過言ではない。

演歌・歌謡・ポップスと幅広いジャンルにおいてここまでヒット曲を持つ歌手は、こと現役歌手において彼女くらいではないだろうか。

そんな彼女がしきりに強調していたのが「3年ぶりのコンサート」。それまで単発のコンサートや明治座の舞台での露出はあったものの、いわゆるコロナ前のような満席の客を迎えた従来のコンサートができたことが嬉しいということだろう。

1階席はもちろん、2階席、3階席までをまじまじと見上げながら従来のコンサートがようやくできた嬉しさを噛み締めていたのが実に印象的だった。

わたしにとって初となった生の彼女の歌は、情感たっぷりな歌唱はもちろん、ピッチの確かさ、音程の確実さ、そして何と言っても終始安定したヴォーカルコントロールに想像を遥かに超えて歌のうまさを噛み締めることができた。

すっきりした舞台セットとバンド編成、若手アーティストのようなセンスの良いライト演出に至るまで彼女のスタッフには良い人材が揃っているんだろうなと、そのスタイリッシュなセンスに感心もした。

演歌というジャンルを超えて、さまざまなアプローチでオーディエンスにリーチする坂本冬美の天性のセンスと歌手としての確かな才能、そして何物にも染まっていくフレキシブルさに、この人は一生飽きさせない活動を魅せてくれるんだろうなと、今後の活動にも期待を膨らませてくれたコンサートだった。

彼女とスタッフは昨今のアナログブームもしっかりフォローしており、代表作のEP・アナログ仕様を続々とリリース中。若者へのアプローチもしっかり怠っていない。これを機に、彼女の歌を部屋でじっくり聴く機会がより多くの人に訪れることも期待したい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?