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カルシウムは必要か

子供の頃から耳にタコができるほど聞かされた『牛乳飲まないと背が高くならないよ』。カルシウムが骨を強くし、背が高くなるとは果たして本当なのか。

骨が強くなるとはどういうことか?

一般的に骨が強くなるとは、骨の強度が増す、または骨が太くなるということだろう。

実は、骨は常に壊されて、作られるを繰り返している。これをリモデリングと呼ぶそうだ。

新しい骨を作る際に材料となるカルシウムとビタミンDが不足すると骨がうまく作られず、骨密度が下がる。

これがいわゆる骨が弱くなるということだ。逆に言えば、材料が豊富にあることで、骨の密度が上がり強い骨になる。

強い骨とは、太い細いでもなく、密度の問題だ。

俗に言う骨太でも、材料が足りず中身がすかすかだと弱く折れやすい骨となる。

材料をしっかり摂るという点で、豊富なカルシウムを含む牛乳を選択するのはよい判断だと、僕も思う。

しかし、ここで問題になるのがカルシウムを摂れば摂るほど骨が弱くなるという研究結果だ。

これは、牛乳・乳製品の摂取量が多い国ほど、骨がもろくなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が多いというもの。

だが、これはこじつけに近いと思う。医者や学者が持ち出す根拠としてはあまりに苦しい。しっかり日本人の身体に過剰に摂りすぎたカルシウムがどう作用するのか、という研究結果を出すべきだろう。

カルシウムを摂るのに牛乳である必要はないが、しっかりビタミンDと共に摂る。これが大事だ。

牛乳で背は高くなるのか?

こちらは確信を持って言える。

牛乳に背を伸ばす効用はない。

なぜなら、僕は小学生から1日3リットル牛乳を飲んでいた。僕の身長は日本人の平均身長に届かず167センチで止まった。

これが現実だ。

遺伝とか、飲み方とか、いろいろダメなところがあったのかもしれない。所詮、そんな不可抗力に負けてしまうなら、牛乳に背を伸ばす効用なんてない。

戦後より平均身長が伸びたのは、栄養不足が解消されたかったからであって、牛乳のおかげというのはおこがましい。

牛乳に骨を強くする成分が入っているのは事実だが、たくさん飲んだからと言って骨が太くなったり、背が高くなることはない。

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