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「家族で一緒にやろう:子供の自由を奪っている」に笑ってしまいました。『勉強の価値』

『勉強の価値』は、勉強をあらゆる角度から考察したビジネス書です。
「夢を見るためには、最低限の基礎的なことを学ぶ必要がある」「知識が広がる:その人の行動の範囲を広げること」「勉強が楽しく感じられる条件:知りたいが先にある」など、日本の学校教育を拒絶することが、勉強の本質を突くことを示してくれます。
特に「もし子供に勉強させたかったら、まず親が勉強すること」は、子どもには勉強させるのに、自分はテレビを見ている親たちに反省して欲しい言葉です。
「親が勉強に熱中している姿を見せること」で、子どもは勉強が面白そうだと感じるからです。
まずは一緒に勉強するためにも、この本を読んで大人の勉強を開始しましょう。

「賢い者と愚かな者の差:想定する未来のスパンの差にすぎない」「集中が眠気を誘っているのである」「もし学ぼうと思ったら、自分を先生にするしかない」などを通して、個人で研究していくことの大切さを教えてくれます。
特に「自分には無理だとなった夢を、子供に託そうとする」の答えが、「なんとも情けなく、未練がましい人生といえる」に笑えました。
「夢を持て」と言いつつ、自分の勝負を子どもに託そうとする親への痛烈な批判です。
親と子どもの人生は無関係です。
教育で子どもを縛る親を持っていた前山のようなサラリーマンは、子どもに同じ苦痛を与えないようにしたいものです。

#勉強の価値 #幻冬舎新書 #森博嗣 #幻冬舎  

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