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「不安:あなたを今いる場所にとどめておく力」に、行動の時代への対処法が表れています。『不安な時代をどう生きるか』

『不安な時代をどう生きるか』は、誰もが抱えている「不安」と一緒に生きていくためのビジネス書です。
「不安:自分を守るためのボディガード」「不安:漠然とし、なんとなく感じるもの/心配:特定の対象がある」「他の人との心のつながりが幸せをもたらす」など、不安の定義を定めて、対処法を伝授してくれます。
特に「不安を癒す①不安と向き合う②人とつながる③過去を受け入れる④楽しい未来とつながる⑤期待を手放して、自分らしく生きる」は、不安を解消するための手です。
「不安を感じていると、体が動かなくなる」ので、行動したい人は不安への対処が必要です。
不安に押し潰される前山のようなサラリーマンにオススメです。

「あなたの今の人間関係が、直接、間接を問わずあなたの幸せ度を決めている」「欠乏感は何かを得ることでは満たせない」「才能の本質:自然にできること」などを通して、不安と幸せとの関係性を示してくれます。
特に「過去の出来事の理解:愛がなかったと勘違いしていたのだとわかる」は、前山にとって両親のトラウマを解消するために必要な思考実験です。
当時の子どもで感じた出来事も、今の大人の思考で考えれば、「過去に起きたことの意味づけが変わる」のです。
「ひどいこと:その人の限界だった」も、自分を虐げてきた相手への許しとなります。
自分の自尊心を回復させたい方は、一度過去の出来事を振り返ってみてください。

#不安な時代をどう生きるか #本田健 #大和書房  

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