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「中年期には、金で時間を買いなさい」は、仕事に時間と幸福を吸い取られた前山に痛い教訓を与えてくれます。『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』は、人生の終わりを貯金ゼロで締めくくるためのビジネス書です。
「ライフエネルギー:人が何かをするために費やすエネルギーのこと」「仕事はライフエネルギーを奪い、代わりにお札という紙切れに変えているだけ」「人生は経験の合計:経験に金を使うほうが幸せになれる」など、貯金を残して死ぬことのムダを説いています。
特に「50-30-20ルール」は、お金の使い方を割合で示してくれます。
収入の50%を生活費に、30%を楽しみに、20%は貯金に割り当てるのです。
ただし貯金の20%は年齢によって割合を変えていきます。
20代は経験を格安で楽しめるので10%に、30代は収入が上がるので20%、40代はさらに上がるので25%、40代後半から60代の間から貯金を切り崩すスタート地点という具合です。
死ぬまでに貯金をゼロにして、幸福な人生を送るためにも貯金の割合を変えてください。

「記憶により、経験は継続的な配当を生み出す」「金は、人生を楽しむ重要な目標の達成に役立つ」「何かを楽しむには最低限の健康が必要になる」などを通して、お金から経験と健康にシフトしていくための方法が書かれています。
特に「老後資金=(1年間の生活費)×(人生の残りの年数)×0.7」は、老後資金がどれだけ必要かがわかります。
ちなみに前山の場合は、「200万円×(86歳-46歳)×0.7=5,600万円」です。
ただしこれはアメリカの場合で、日本ならこれに退職金と年金を割り引くので2,000万円問題と同じ程度の金額になるでしょう。
日本には3,000万円以上を残して亡くなるお年寄りが多いのが現状です。
お金を残して死んでいくのは、人生のムダです。
貯金を使い切り、ムダのない人生を送りたいものですね。

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