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「話し方の3階層」という概念が、話し方のメソッドとして目新しいです。『最強リーダーの「話す力」 誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密』

『最強リーダーの「話す力」 誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密』は、リーダーとして必須な話し方の極意を学ぶためのビジネス書です。

「リーダーの自分と本当の自分を分けて考える」「セルフ・パペット:素の自分が何らかの意図をもって、選んだ部分だけをパペットに演じさせ表現する行為」「登場シーンで大事な聴覚は、足音です」など、リーダーの話し方を具体的に教えてくれます。

特に「話し方の階層:第1階層:話す人・一般/第2階層:ビジネスパーソン/第3階層:リーダー」は、話し方には3つの階層があることがわかります。

「第1階層:話す人/一般:緊張・羞恥心の克服/仲良くなる」「第2階層:ビジネスパーソン:論理的に話す/正しく伝える/信頼関係を築く」「第3階層:リーダー:人を動かす/周囲を巻き込む」と、階層ごとに話し方はもとより、話す効果は違うのです。

話すのが苦手な前山のようなサラリーマンは、無理してリーダーの第3階層から学ぶのではなく、第1階層から学ぶべきです。

 

「名乗りの間、決してまばたきしないこと」「“皆さん”ではなく“あなた”という言葉を用いる」「優れたリーダーは、感情をすべて意図的にコントロールしている」などを通して、すぐにでも真似できる方法を学ぶことができます。

特に「対極メソッド:地の対極として天を置き、最悪の今を抜け出すために何をすべきかを提示する」は、リーダーが目標を示すために必要な方法です。

「対極:対立する概念を示す要素」と、「幸せ→不幸」のように対極を示すことで、高揚感を高めることができる手法です。

経営者や管理職は、第3階層の話し方を使いこなせるようにならなければ、失格でしょう。

 

オタクの視点から言うと、「3P2M」が使い勝手の良い具体的な話し方の方法です。

「P=People:相手・聞き手は誰か?」「P=Purpose:話す目的は何か?」「P=Place場所・設備・状況は?」「M=Merit:相手が話を聞くメリットは何か?」「M=Main message:メインメッセージは何にすべきか?」と、5つの項目を埋めるだけで、「何を話すのか?」がしっかり認識できます。

オタクは、「何を話せばいいのか?」すら分からなくなり、咄嗟のことで混乱して、まともに話すことができなくなるからです。

話すのが苦手な前山のようなオタクは、頑張って1階層から順序よく学んでみましょう。

 

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