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習慣を怖いモノと認識できなければ、習慣に人間はダメにされてしまうでしょう。『習慣と脳の科学 どうしても変えられないのはどうしてか』

『習慣と脳の科学 どうしても変えられないのはどうしてか』は、習慣の怖さを教えてくれるビジネス書です。

「習慣とは特定の刺激や状況によって自動的に引き起こされる行動や思考である」「学習は外界に対する予測がどの程度外れたかによって決まる」「自制心を訓練する効果は基本的にゼロになるようだ」など、習慣を相手にすると、自制心は意味を持たないことを示しています。

特に「過去に学習された習慣がいったん失われたように見えて、また戻ってくる」は、ダイエット失敗のように、過去のドカ食いの習慣が戻ってきて悪さをしてしまう習慣の難しさにあります。

「最初に学習した行動はどんな状況下でも背後で痕跡が残り続けていて、再び姿を現す機会を窺っている」と、一度習慣すると、それがどんなに自分にとって悪いことでも関係なく、再び襲ってくることがわかります。

古い行動を忘れるのではなく、常に古い行動を抑制しているからです。

つまり、抑制が外れると、いつでも古い行動が蘇ってくるのです。

ダイエットの失敗を続けてしまう前山のようなサラリーマンは、今一度習慣の怖さを認識することをオススメします。

 

オタクの視点から言うと、「私たちは選択をするとき、デフォルトの選択肢にこれほど大きく影響されている」に刺さりました。

「提示されたデフォルトの選択肢に特に違和感がなければ、それに従おうとする」と、デフォルト、人間は最初の基準に従ってしまう性質があるようです。

オタクのデフォルトは、新しいマンガが出たら瞬時に買って読むことです。

自動化されているので、躊躇なくマンガを購入し、自分の本棚を圧迫させるのです。

オタクの習慣を良いモノと認識しているのであれば、オタクのデフォルトは正解なのでしょうね。

 

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