(2)エリオット波動論 ① 序論
「ダウ理論」編で「トレンド」について勉強しました。
「トレンド」がわかることで、値動きの方向性がわかるので、 選択するトレードが「買い」か「売り」決まってきます。
では、この「トレンド」がどこまで続くのか? それにヒントを与えてくれるのが「エリオット波動論」です。
まず、エリオット波動の概略をお話します。 下図は、アップトレンド時の「エリオット波動」の基本形です。
こちらは、ダウントレンド時です。
12345波 と ABC波 がそれぞれセットになります。
トレンド方向に向かっている5波の波(12345)を「推進波」 トレンド方向に逆行している3波の波(ABC) を「修正波」と呼びます。
ただし、実際の推進波では、3波構成の波も存在するので注意が必要です。
推進波は、数字で、修正波は、英字で表記します。
また、ある波を構成している中の波を「副次波」と呼びます。 上図の推進波の中の12345波、修正波の中のABC波が副次波です。
そして、副次波で含まれている波(親波)の方向と同じ方向の波を 狭義の推進波、逆行している波を狭義の修正波と呼び、広義の波と同様の 性質を持っています。
上図の1 3 5 A C波が狭義の推進波、2 4 B波が狭義の修正波となります。
さらに詳しい内容に興味ある方は、エリオット波動に関する詳しいサイトがたくさんありますので、そちらを参照してください。
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あなたのトレード判断能力を大幅に鍛えるエリオット波動研究
ただ、申し上げたいことは、
FXトレードを行う目的を振り返ってください。
チャート研究家になるわけではありませんよね。
差益獲得して、お金儲けしたいわけです。
ですから、詳細を研究して、波の天井から底まで狙う必要はありません。
特に、修正波中のトレードは難しいので、その期間は、別の通貨ペアを
トレードすれば良いわけです。
現在地が、推進波か、修正波かわかれば良いのです。
トレードに必要なポイントだけをつかめば良いと思います。
波引きメールレクチャーに進める方は、
実際のチャートでその都度解説していきます。
下の図をご覧ください。 上記の波がいくつも連なって、波を作っていきます。
小さな一部分の波をとっても、全体と同じ形を表している構造 (フラクタル構造)を呈しています。
トレードする際、チャートを見て上図のどの位置にいるのかわからないと、どのようにトレードすれば良いのかわかりません。
地図を広げても見方がわからなければ役に立ちません。 地図でいうところの町名番地が「エリオットカウント」です。
これがわかることで、現在地、波の性質がわかり、どのようにトレードすれば良いか検討できます。
通常、地図は基準として、上方が「北」となっています。 チャートも基準がないと、手探りでは複雑なフラクタル構造を呈する波を 捉えることができません。
その際、「基準の波」を定めてチャートを分析していきますが、
その前にトレードに関する「チャートの基準」についてお話ししたいと思います。
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