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フジフィルムスクエア写真展

日曜日、六本木ミッドタウンのフジフィルムスクエアに行き、
友人の写真展を見てきた。

彼とは、僕の前職でもあるコンサルティングファームの同期として出会い、
新人研修の最初のチームが同じだった。社会に出たばかりで、僕を含め議論の進め方にも悪戦苦闘する同期が多い中、彼が切れ味鋭い発言でリードしていたのを覚えている。

それから10年近くが経ったわけだが、前職同期の中でも異色の経歴で、
今では動物写真家として活動中だ。
動物の写真を撮るときには、アフリカに長期滞在するらしく、1年の1/3程度をアフリカ、主にケニアで過ごすと言っていた。(今はコロナウイルスの影響であまり渡航できないようだが。)
マサイ族の青年と仲良くなり、マサイの衣装とユニクロのヒートテックを交換したとのことだ。

2016,7年ごろに彼が会社を辞め、「動物の写真を撮る」と話していたときは、それが仕事になるのか?と心配に思ったものだが、今やミッドタウンで個展を開くまでに活躍している。

今回のフジフィルムスクエアは彼いわく「日本で一番良い場所にあるギャラリー」で、2016年から追いかけ続けているライオンの群れや、ヒョウ、チーター、ヌー、ジャッカル、サイ、ゾウ、キリンなどこれまでに撮影してきた何十万枚の写真から、選びぬいた写真たちが展示されていた。

どの写真もサバンナで必死に生きる動物たちの様子が、ありありと感じられるものだったが、特に様々な動物の瞳を至近距離で撮った写真が並んでいるコーナーは圧巻で、思わず立ち止まりじっと目を合わせてしまう。
(ゾウの瞳がこんな澄んだオレンジ色だなんて初めて知った)

安定した会社員の立場を捨て、やりたいことに素直に、大胆にアクションして仕事にする。
シンプルにカッコよく、こんな生き方もあるんだなと感じた。



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