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ウクライナ民話『てぶくろ』から(2022年3月14日)

(1039文字)

 おはようございます!

 先日の「天風録」(中国新聞の社説)に「ウクライナ民話てぶくろ』」という絵本が紹介されていたので読んでみました。

シベリア生まれ。 幼い頃から自然に親しみ、後に動物画家となる。クバン美術学校、キエフ美術学校などに学ぶが、写実を拒否する当時の教育への不満から退学。動物昔話のもつ寓話的表現にルバーシカサラファンなどを動物に着せることを思いつく。昔話、寓話などの挿絵を数多く手がけ、日本でも『てぶくろ』の挿絵で知られる。ソ連時代に当時最高の称号「人民芸術家」を与えられた。

エヴゲーニイ・ラチョーフ(1906〜1997)「ウクライナ民話『てぶくろ』」の帯より

 登場人物は

  1. キーキーねずみ

  2. ピョンピョンがえる

  3. 早足(はやあし)うさぎ

  4. きつねの姉さん

  5. 灰色おおかみ

  6. 牙(きば)いのしし

  7. くまおやじ

 ルバーシカサラファンなど動物たちが(ロシアの)伝統的な衣装を着ています。(ウクライナとロシアはどちらも昔はソ連)

 この話に悪役はいない。

 どういった経緯でこの民話が作られたのかはご存知ないが、そういう民話なのだ。

 おじいさんが落とした『てぶくろ』に次から次へと動物たちが住みついていく。その『てぶくろ』の中は、ひとつの国のようです。さまざまな民族の方が、狭い場所を共有し合って住んでいく。

 巨大なくまも登場するが「もう入らないよー」って言いながらも、入ろうとするくまをいつものように受け入れている。

 最後は、おじいさんが「てぶくろ」を落としたのに気づき、飼っていたワンちゃん(犬)が先に「てぶくろ」を見つけ-。

 「愛国主義」という言葉があるが、この思いが強すぎると戦争に発展してしまう場合が多い。「愛国主義」が悪いというよりは、「愛国」というキャッチフレーズで一つにまとめるために利用されるのだ。「宗教」や「民族」などを同じ。信仰している方は素晴らしい人格の人が多い。民族に優劣もない、みな同じ人間だ。

 きれいごとに思うかもしれないけど、私は

 愛地球主義

 言葉なんて意味はないけど、どのように考えるか、行動していくかが重要です。

 グローバル化された今、狭い地球にみんなが住んでいる。

 ウクライナの民話には、そんなグローバルな世界で共存することの重要性が昔から伝わっていたのかもしれない。

 そう思ってこの絵本を読んで思いました。

 最後まで読んでくれてありがとう!
 今日も一日お元気で!

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