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My favorite Museums

ここでは、趣味の一つであり、音楽を続けていく上で欠かすことの出来ない、お気に入りのアート作品の紹介をしたいと思います。

映画絵画など、やはり人間なので音楽を奏でたい、歌いたいといつ如何なる時にも前向きなエネルギーで思えるわけではありません。

気持ちが乗らないそんな時、私はとにかく外へ出て、同じ人間が作り上げた、心から美しいと感じる作品に出会い、目で見て感じたくなります。

通っていた大学が東京芸術大学だったこともあり、近隣に美術館がそこかしこに点在していたので、学生時代からそういうルーティーンをこよなく愛していました。

試験上手く歌えなかった、オーディション舞台で思うように表現できなかったなど、芸術で受けたダメージを芸術で癒すということをしていました。

美術の分野で好きな画家陶芸家、工芸家などはルネ・ラリック、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ウィリアム・モリス、ロートレック、シスレー、デュフィ、コロー、ユトリロ、ピサロ、ノーマン・ロックウェル、岸田劉生、吉田博、、etc。挙げたらキリが無いです。

今回は好きな作品を紹介する前に、その作品を観に行く場所、空間そのものもお気に入りの美術館を紹介したいと思います。

割とここ10年くらいは、白金の東京都庭園美術館、有楽町の三菱一号館美術館、新宿の損保ジャパン・東郷青児美術館、そして最近は岸田劉生展などを観に行った東京ステーション・ギャラリーあたりに良く行きます。

【東京都庭園美術館】

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1900年代前半に流行ったアール・デコ様式を用いた建物で、特有の幾何学的な模様やキュビズム的な装飾に彩られており、とてもモダンな建築物です。割と最近になって新館やレストランなども併設され、広大な敷地にもともとあった美しい庭園も含めて、都会の喧騒を離れてトータルで芸術が華やぐ時代にタイムスリップしたかのように寛げる癒しの空間です。長いこと修繕しており、ようやく最近になって開館したと思ったら、、、しばし写真を眺めて妄想に耽ります。。

〜 東京都庭園美術館でこれまでに観た展示 〜

「華麗なるマイセン磁器」
「オールドノリタケと懐かしの洋食器」
「アール デコの館」
「パリに咲いた古伊万里の華」
「イタリアの印象派 マッキアイオーリ」
「皇帝の愛したガラス」
「ガレの庭 - 花々と声なきものたちの言葉 - 」
「アール・デコの花弁 - 旧朝香宮邸の室内空間 - 」
「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」
「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」

【三菱一号館美術館】

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今から130年程前にあった「三菱一号館」三菱が復元し、美術館にしました。赤煉瓦作りのとても美しい美術館で私は最近では一番足繁く通っています。実は近くに東京国際フォーラムがあり、私は学生時代、そこのオープニングスタッフとして働いていました。場所的に懐かしく初心を思い出すのと、少し歩くとオペラデビューした日生劇場もあるので、気分転換はもちろん何かあると原点回帰のようなスポットとして大切な場所です。

隣に併設されたカフェも歴史ある銀行の当時のままの姿を残しており、空間に入るだけで何もかもが美味しく感じます(笑)

ただ、いつもとても混んでいるので、入れないことの方が多く、そういう時は近くにあるCACAO SAMPAKAで美味しチョコレート味のソフトクリームを食べます。そしてつい最近行ったばかりですが、お腹が空いたら美術館の敷地内の建物の地下にあるこちら、札幌スープカレーsuage丸の内店をオススメ致します♪

美術館のお話でしたが脱線してしまいました、、三菱一号館美術館、実は年間パスも持っているのですが、、、コロナの影響で今は全く使えずにおります、、、涙。

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〜 三菱一号館美術館でこれまでに観た展示 〜

「マネとモダン・パリ」
「三菱が夢見た美術館―岩崎家と三菱ゆかりのコレクション」
「トゥールーズ=ロートレック」
「ルドンとその周辺―夢見る世紀末」
「奇跡のクラーク・コレクション - ルノワールとフランス絵画の傑作」
「三菱一号館美術館名品選2013 - 近代への眼差し 印象派と世紀末美術 -」
「ザ・ビューティフル - 英国の唯美主義1860-1900」
「ヴァロットン 冷たい炎の画家」
「ボストン美術館 ミレー」
「ワシントン・ナショナルギャラリー展ーアメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから」
「プラド美術館展 - スペイン宮廷 美への情熱 - 」
「レオナルド + ミケランジェロ」
「パリ・グラフィック - ロートレックとアートになった版画・ポスター - 」
「ルドン − 秘密の花園 - 」
「フィリップス・コレクション展」
「ラスキン生誕200年記念 ラファエル前派の軌跡」
「印象派からその先へ - 世界に誇る吉野石膏コレクション」

【東郷青児美術館】

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損保ジャパン本社ビルの42階にあり、とにかく抜群の眺望に圧倒されます。ただ、残念ながらその眺めを拝見できる機会ももうなく、5月下旬SOMPO美術館として新たに低層階リニューアルオープンするそうです。この美術館、知られていないわけでは無いのですが、いつもとても良い展示をするのにお客さんがさほど多くなく、じっくり鑑賞できて大好きな美術館でした。リニューアルしてどうなるか、、、ここも、若い頃から今でもオペラの稽古に行く際に良く通る場所にある美術館で詳しいので、カフェとランチの候補を一つずつ。

損保ジャパンの隣の野村ビルの地下にあるバリスタ世界一ポール・バセットが店名となっているカジュアルなコーヒー店。そしてランチは新宿駅構内ですが意外と穴場のこちらもカジュアルな創作フレンチ「墨絵」ここは併設する三坪しかない、その名も「バル墨絵3坪」でリーズナブルに美味しい料理とお酒も味わうことができます。

〜 東郷青児美術館でこれまでに観た展示 〜 

「生きる喜び:素朴絵画の世界ーアンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」
「岸田劉生」
「モーリス・ユトリロ」
「モーリス・ドニ -いのちの輝き、子どものいる風景」
「アルプスの画家 セガンティーニ 光と山」
「アンリ・ル・シダネル」
「印象派のふるさと ノルマンディー展 - 近代風景画のはじまり - 」
「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語 - スュザンヌ・ヴァラドン生誕150年 - 」
「青児とパリの美術 -東郷青児のコレクションより-」
「フランスの風景 樹をめぐる物語 - コローからモネ、ピサロ、マティスまで -」

【東京ステーション・ギャラリー

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東京ステーションギャラリーは、東京駅の復元により2012年にオープンしました。まだオープンして8年なので、私も展覧会は今までに「没後90年記念 岸田劉生展」「ジョルジョ・モランディ- 終わりなき変奏」「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展の3つしか行けて無いですが、今後の展示にとても期待しています。元気な時なら先ほどの三菱一号館美術館ハシゴできますからね。

今、ハシゴと言って思い出してしまいましたが、ハシゴする場合は、先に東京ステーションギャラリーを見てから三菱一号館美術館に足を伸ばせば、銀座にある「はしご」という大好きな坦々麺屋さんにも行けます。お洒落にランチの場合ははしごから目と鼻の先の距離に美味しいガレットが食べれる「ル・ブルターニュがオススメです。

そしてこの記事の壁紙にもなっていますが、私は産まれ故郷島根県が世界に誇る大好きな美術館、安来市足立美術館も紹介させて下さい。

敷地も景色もお庭も何もかもがスケールが違います。見事な枯山水の日本庭園。

【足立美術館】

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近代日本画の横山大観、菱田春草、現代日本画の平山郁夫、そして陶芸の北大路魯山人など、あらゆる日本人画家や芸術家の作品が展示されていて、そしてその展示に勝るとも劣らないこの日本庭園。ホームページからライヴ配信でお庭も見ることができます。日本画日本庭園ときたら、、、日本酒です。

何を隠そう、この足立美術館のある安来には、美味しい日本酒日本一だと私は個人的に思っている月山酒造蔵元があります。初めて飲んだ時の衝撃を今でも想い出します。美味しいです、、

随分脱線しつつではありましたが、コロナで今はどこの美術館も入館が出来無い状況で非常に残念ではありますが、この状況を脱した暁には、また世界中の素晴らしい作品に出会い、感動に震えるひとときを心待ちにしています。皆さんもどうぞ妄想を膨らませて、楽しまれてくださいね。

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最後に、こちらはNYメトロポリタン美術館内での写真です。あちらではフラッシュを焚かなければ、割りと普通に名画を写メをすることが出来ます。かなり有名な絵画でも!(日本との違いに驚きます)

次回は好きなアーティスト作品に絞って実際の作品も載せつつ、書いて行きたいと思います♪

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