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読みたくなる文章と読みやすい文章

いきなりですが、読みやすい文章のポイントをまとめると、

・冗長な表現は避けて伝えたいことを簡潔に
・難しい言葉は使わない
・同じ文末表現を2回以上使わない
・論理的な文章構成でリズム感を良くする
・ひらがな、カタカナ、漢字のバランス
・句読点の使い方
・改行の入れ方、視覚的に読みやすい文の塊を意識する
・伝えたいことを明確にして相手にも分かりやすくする

などなど。

実際に自分がライティングをして得た経験や、クライアントからの添削、文章術の本などから読みやすい文章のポイントを整理しました。

文章の目的はそもそも「伝えたいことを伝える」にあります。読み手が読みやすくなるように考えることは最重要ポイント。言いたいことを言い散らかすのではなく、伝えたいことをきちんと整理して相手に届けるために文章を書きます。

本記事では、よく書かれている読みやすい文章のポイントの解説ではなく、少し独特な視点で文章についてアプローチします。

それは読みたくなる文章とは何か?について。

これは特に、自分で構成を考えて発信をする人には興味深いテーマではないかと思っています。読んでいただいた方にとって、何らかのキッカケとなれば幸いです。

自分が読みたくなる文章とは

Swebメディアにて記事を書き、多くの方に届けるためにもSEOは必須スキルだといえます。ただそのことは一旦置いておき、自分が読みたくなる記事とはどんな記事か考えてみました。

それはまだ自分が出会ったことのない情報が書かれたものです。

分かり切った、みんなが知っている答えじゃなくて、むしろまったく新しい答えを生み出すような情報。そんな事が書かれた文章に出会うと面白くってついスラスラと読み切ってしまう。

知らないものを知れる(出会う)という体験は何ものにも変えがたいもので、読みたくなる文章というのはそういうものじゃないかと思うのです。面白くてワクワクするような情報にこそ価値がある。

それは単にキーワードを入れただけで見つかるものではありません。

読みたくなる文章に出会うには

どうすればそんな読みたくなる文章に出会えるのか?

それは中々キーワードでは見つけられないと思っていて、答えはそんな情報を与えてくれそうな人を探すです。自分に新しい価値観をもたらしてくれるかもしれない、気づきを与えてくれるかもしれないという人に出会うことです。

キーワードで検索して情報自体を得るんじゃなくて、情報の発信元をダイレクトに探しにいきます。結局のところ、キーワード(検索者の問題)に対するGoogle(検索エンジン)が提示する答えは、面白みよりも合理的で問題解決をしてくれるものになるからです。

本当に面白い情報は、人の生き様や成長していく過程、物語でいうところの這い上がっていくところやドラマが生まれるところ、そんなところにワクワク感を感じ、正解、不正解関係無くのめり込んでいくものではないでしょうか。

今後、検索エンジンの仕様がどのように変わるかはわかりませんが、利用者の心理、人間の心はまで検索で表示できるとは今のところ想像つきません。コト検索からヒト検索へと変わっていくようになれば、もっと変わっていくのかもしれないですが、AIによるアルゴリズムはどこまで進化するのでしょう。

ITが好きな僕としては、それはそれで楽しみです。

後から読みたくなる文章になることもある

欲しい情報、読みたくなる文章は新しい発信ばかりでもないです。

何となく日付が新しいと、信ぴょう性が高い情報だと思ってしまいがちですが、過去の記事でも自分にとって新しい発見となれば、それは自分にとっては何よりも新しい情報になります。

僕はよく気に入った記事があれば保存し、そして時間が経って読み返すとその時には無かった新しい気づきや確認ができます。

昔はそんなに気にならなかった人の発信が気になったり、これまで敬遠していた分野に興味を持つようになったり、自分に変化があると過去を振り返るだけでも新しい情報に触れることができる。

文章は保存しておけばずっと残り、いつでも、どこでも、好きな時に読み返せる。そして出会った時は100%理解できず分からないことでも、未来の自分ならワクワクして読んでいるかもしれないという文章は資産にもなると考えています。

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主観的な主張があるから読みたくなる

客観的で事実に基づき、それでいて丁寧にまとめられた文章はとても読みやすいし信用もできます。

お手本のような情報を届けるライティング。ただ、これだけで届けたとしても本当の意味では伝わらない、というか刺さらないと言った方が適切かもしれません。

理由は書いている人の主観がなく、他人事のように聞こえるので読了後に何か行動しようという気になれないからです。

余談ですが、僕は13年間営業をしてきて数万〜100万円以上の楽器を売ってきました。人を動かすには、僕はこういう理由であなたにこれを勧めますという主観的で強い動機付けが必要な場面があります。

お店に来て僕という人間に接客をされたことで買う理由を作るんです。

人が求めているのは確かな情報。では、その情報が確かだという根拠は?最後は発信者=人だと思います。

書き手(伝える側)は今ここで書いている内容に対して、本当に自信を持って書いているんだと感じられたら、読み手の立場として信じてみようとなる。

具体的な数字や事例に加えて、主観的で力強い主張のある文章は引き込まれて、つい最後まで読みたくなりませんか。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

読みやすい文章と読みたくなる文章について、僕の伝えたいことが伝わり、読みたくなる文章がどんな文章なのか、読み手(今読んでくださっているあなた)の頭の中が整理でき、何かのきっかけに繋がれば幸いです。

まとめると、

・読みたくなる文章はキーワード検索では見つからない
・文章の細かな中身よりも誰が書いた人かが重要
・1年前の文章が読みたくなる文章に変わることもある
・「書いた人」の性格や考えがしっかりとわかる文章を求める

昭和感のある表現をすると、文章も人が作るものですから魂がこもると思っています。絵画や音楽といった芸術では当たり前な感覚だと思うんです。

文章やテキストになると途端に無機物なものになり、掻い摘んで読んだり飛ばし読みされたりします。

いるものだけもらいます、みたいな。

そうではなく、文章を通じて書き手の話している姿や頭の中が見えてくる、そんな人間臭い文章こそ、読みたくなる文章だと僕は思います。

読みやすい文章はライターとしての基本です。

でもそこで終わらず、読みやすくて夢中で読みたくなる文章が書けるようになれば、世界に1人だけしかいない替えの効かないライターになれると信じています。



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